「ベースボールよ、ありがとう」ベルトランが20年の現役生活を終えて引退

Kirstie Chiappelli

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ワールドシリーズ初優勝を果たしたカルロス・ベルトランは絶頂の中、20年のキャリアに終止符を打った。

Players’ Tribuneに寄せられた「Muchas Gracias, Beisbol(ベースボールよ、ありがとう)」と題されたメッセージの中で、アストロズの名外野手は20年目のメジャーリーグシーズンを終えて、現役を引退することを発表した。

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「このスポーツを20年間もプレーすることができて感謝している。たくさんの名高い球団でプレーできたことも感謝している」とベルトランは綴る。「妻や子供たち、家族や友人たちと、この経験を共有できたことに感謝している。沢山の暖かいファンがいてくれたこと、プエルトリコで学校を建てて沢山の子供の人生を変えることができたことも。ロベルト・クレメンテ賞を受賞したことは、野球選手としてこの上ない光栄な出来事だった」。

「チャンピオンになれたことも感謝している。しかし、選手としての私の時間はここでおしまいだ。今日、引退することを正式に表明する。Muchas Gracias, Beisbol(ベースボールよ、ありがとう)。人生の次章には何が待っているのか、楽しみでしょうがない」。

40歳のベルトランは、最後のチームになるアストロズとの契約前はロイヤルズ、メッツ、ジャイアンツ、カーディナルズ、ヤンキース、レンジャースと渡り歩いてきた。ワールドシリーズでは白熱した7連戦の末、ドジャースを倒し、ベルトランにとって(そしてアストロズにとっても)初となるワールドシリーズ優勝で有終の美を飾ることができた。

「私はずっと優勝を夢見てきて、自分のキャリアでも常にその機会を追い求めてきた。でも、キャリアを終えるためにワールドシリーズの優勝が不可欠だとは思っていなかった」とベルトランは言う。「自分の知識を若い選手に伝え、野球というスポーツに貢献することが私の役割なのだと昔から思っていた。私がやりたかったことは、そういう役目を果たすこと、それと、できる限り最高のチームメイトでいることだった」。

「20年かけて、それは達成できたように思う。だから(ドジャースとの)第7戦に勝っても負けても、自分のキャリアには満足していただろう」。

プエルトリコ出身のベルトランは、3度のゴールドグラブ賞、2度のシルバースラッガー賞、9度のオールスター出場を果たした選手だ。メジャー通算で2725安打、435本塁打、1587打点、打率2割7分9厘という輝かしい成績。彼の野球殿堂入りの可能性も高いと見られている。

原文:Astros' Carlos Beltran announces retirement after 20 MLB seasons

翻訳:渡邉剛

 

Kirstie Chiappelli