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アルバート・プホルスの野球キャリアには卓越しているものがある。つい最近になって年齢による衰えが見えてきたが、エンゼルスの名一塁手プホルスはキャリアを通して最高の選手で居続けてきた。
エンゼルスにはマイク・トラウトという強打者が現れたが、プホルスは物ともせず汽車のように進み続ける。先シーズンは史上9人目となる通算600本塁打をマークし、5月4日には32人目の通算3000安打を達成した。
果たしてどうやったら3000安打という大記録を達成することができるのだろうか?プホルスのキャリアを参考に考えてみた。
ステップ1 効果的にスプレーすること
MLBコミッショナーのロブ・マンフレッドが禁止したいと言うほど浸透してきたシフト守備。特定の方向に打つ傾向のある打者に対して野手の守備位置を調整する戦略の普及によって、多くの選手の打率は下がった。ライアン・ハワードのキャリアが台無しにされたほどだ。
こうした傾向に対して、強打者たちはどう対策すればいいのか?プホルスならば、ヒットをスプレー(分散)する。
プホルスは引っ張って打つ力に優れており、更にセンター前に抜けるヒットも打つことができる。2002年以降、引っ張る場合に191 wRC+、センター返しで148 wRC+を記録している。プホルスは流し打ちが苦手で88 wRC+だが、シフト守備が効くほどではなかった。
キャリアの終盤では流し打ちの成績とスピードが落ちてきてプホルスに対してもシフト守備が使われるようになったが、彼のキャリアの大部分ではシフト守備も効果を見せなかった。プホルスは完璧なスプレーヒッターではなかったが、引っ張って打つ力とヒットを分散するバランスが整った選手だった。
ステップ2 ホームランを打つこと
プホルスは甘い球を逃さない選手だ。彼は悪球打ちのバッターではなかったが、ゾーンの真ん中に投球が入ってしまった場合はおしまいだった。
ピッチャーがボールをど真ん中に投げてしまった後にできることはない。2008年以来、プホルスはストライクゾーンの真ん中に投げ込まれた球に対してwOBA.468をマークしており、彼のホームラン338本中74本はそういった甘い球を打ったものだった。
プホルスはキャリア中、ずっとホームランを打つことを得意としてきた。2001〜2010年で彼よりも本塁打が多かったのはアレックス・ロドリゲスくらいだ。
プホルスが打ったヒットの20%はホームランだ。彼にパワーがなければ3000安打は達成しなかったと言っても過言ではない。
ステップ3 健康でいること
どんな記録を達成しようとしても、やはり健康が占める役割は大きい。どんな能力の選手でも関係ない。長くプレーすることができれば、通算関連の記録は達成できる。プホルスの場合も耐久力こそが彼の生産性を支えてきた。
プホルスは最低でも140試合に出場したシーズンが16回もある。彼よりも健康的なシーズンを過ごしてきた選手はブルックス・ロビンソン、カール・ヤストレムスキー、ピート・ローズだけだ。
故障者リスト入りする選手が多い中、プホルスはまさにアイアンマンだ。一貫した高い生産性を保つことで、プホルスは他の選手には達成できない記録を打ち立てることができた。3000安打に到達したメジャーリーグ選手は全体のたった0.16%だ。
今回の3000安打は、プホルスのキャリアの卓越性に華を添える記録だ。
おめでとう、アルバート・プホルス。
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原文:Albert Pujols' career exemplifies how to make it to the 3,000-hit club
翻訳:Go Watanabe