ブレーブス元GM、不正スキャンダルで球界永久追放

Marc Lancaster

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21日、ピート・ローズや“裸足の”ジョー・ジャクソンなど野球界を追放された男たちのリストに、新たな名前が加わった。ジョン・コッポレラ(38)だ。

MLBは、外国人選手獲得に関する不正スキャンダルにおける処分の一環として、元アトランタ・ブレーブスGMのコッポレラを永久資格停止処分とした。

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MLBがブレーブスの外国人選手獲得に関する調査に動き、コッポレラは10月2日に辞職していた。MLBコミッショナーのロブ・マンフレッドが21日に永久追放処分を決定したことで、コッポレラは二度と球界で仕事ができない。

永久資格停止処分を科された人間は、メジャーや関連するマイナーリーグのチームにおけるあらゆる役職に就くことを禁じられ、エージェントとして活動することもできない。

球界初のコミッショナー、ケネソー・マウンテン・ランディスが、1920年代に永久追放処分を採用したのは、主にスポーツにおける賭博と闘うためのツールとしてのことだった。ランディスが登場する前も様々な違反で選手たちは処分されていたが、ランディスがブラックソックス事件を裁く中で永久追放を形にしたことで、最も著名な選手たちの名前も追放者リストに加わっていった。

1919年のアメリカン・リーグ王者シカゴ・ホワイトソックスのメンバーで、ジャクソンやバック・ウェイバーらを含む「悲運の8人」の関係者は、数十年にわたり処分の撤回を求めたが、ランディスの後継者たちは認めていない。

追放者リストで最も成功していた人物は、ローズだろう。最多通算安打の記録を持つ彼は、賭博活動に対する調査を受け、当時のコミッショナーだったA・バートレット・ジアマッティとの取引の一環として、1989年に永久資格停止処分を受け入れた。その後何度か復権を求めたが認められず、直近でも2015年12月にマンフレッドが認めていない。

2016年に複数回の薬物プログラム違反で処分された元ニューヨーク・メッツのヘンリー・メヒア、ヒューストン・アストロズのコンピューターシステムへの不正アクセス事件で1月に処分された元セントルイス・カージナルスのスカウトディレクターのクリス・コレアに続き、コッポレラはマンフレッドがコミッショナーになってから永久追放となった3人目の人物。

コッポレラは2000年から2006年までニューヨーク・ヤンキースで働き、その後ブレーブスのフロント入り。複数の役職をこなしてから、2015年10月にGM職に出世していた。

原文:Banned from baseball: John Coppolella joins MLB's 'permanently ineligible' list

Marc Lancaster

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Marc Lancaster joined The Sporting News in 2022 after working closely with TSN for five years as an editor for the company now known as Stats Perform. He previously worked as an editor at The Washington Times, AOL’s FanHouse.com and the old CNNSportsIllustrated.com, and as a beat writer covering the Tampa Bay Rays, Cincinnati Reds, and University of Georgia football and women’s basketball. A Georgia graduate, he has been a Baseball Hall of Fame voter since 2013.