ブルージェイズ、ヤンキースに続き防護ネット拡張

Kaylee Pofahl

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トロント・ブルージェイズは1月15日、2018年シーズンに向け、ロジャース・センターの防護ネットを両ダグアウトの端まで拡張することを発表した。

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昨年9月にヤンキー・スタジアムで起きた事故を受け、ファンの安全を守ろうと防護ネット拡張を発表するMLB球団の波に、ブルージェイズも加わった。

ヤンキー・スタジアムの事故では、トッド・フレイジャー三塁手の時速170キロの打球が三塁側ダグアウトの裏で観戦していた少女の顔を直撃した。

父親によると、10月に2歳になった少女は眼窩骨と鼻を骨折し、脳に出血があったが、ほぼ回復したという。父親は、最近防護ネット拡張計画を発表したヤンキースを称賛している。

MLBコミッショナーのロブ・マンフレッドは、各球団にネット拡張を呼びかけたが、さらなる防護策を命じてはいない。

ヤンキー・スタジアムの事故の翌週、マンフレッドは「現在も議論が行なわれている。我々は2年前にいくつかのガイドラインを定め、以降は各球団にそれぞれのスタジアムを見直し、各地のプロセスに携わって、ファンの安全のためにどこまでネットがあるべきかをしっかりと決めるように推奨してきた」と述べている。

「リーグの各スタジアムにおいて、ネットの増設に関して一連の前向きな動きがあった。その流れはオフシーズンも続くと思う」。

リーグの全30球団のうち、昨季が終わってから防護ネットを拡張したのは10球団のみ。マンフレッドもヤンキースも、ネット拡張のファンとの交流への影響を懸念した。ヤンキースやヒューストン・アストロズをはじめ、各チームは格納可能なネットを配備することでこの問題を解決している。

マンフレッドは声明で「MLBは、球場でファンが他にないほど選手に近づけることを誇りにしている」と述べた。

「同時に、防護ネットの後ろや、ファウルボールやバットが飛んできにくい場所で観戦する選択肢をファンが持てるようにすることも重要となる。これは、ファンがファウルボールをキャッチしたり、お気に入りの選手たちを近くで見たり、うまくいけば投げられたボールやお土産を受け取ることができるなど、試合前や試合中のファンとの交流を失わないようにしたいという我々の願望と、選択できる適正な座席数のバランスを保とうという提言だ」。

原文:Blue Jays announce extended netting plans for fan safety(抄訳)

Kaylee Pofahl