フィリーズ監督が失態!未準備の投手に継投告げる

Thomas Lott

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フィラデルフィア・フィリーズのゲイブ・キャプラー監督の初年度は、なかなか厳しい立ち上がりとなっており、今回は投手のウォームアップが禁止されるという事態になった。

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キャプラー監督はアトランタ・ブレーブスとの試合中、2回2/3でビンセント・ベラスケスが7失点と苦戦していたこともあり、投手交代を試みた。

しかし問題は中継ぎ投手のホビー・ミルナーの肩がまだ温まっていなかったのだ。キャプラー監督はマウンドに交代を告げに行く際に、投手がもう少し投げられるように余分な時間をかけたのだ。

実はこれはルール上禁止されている行為であり、ミルナーはマウンド上でウォームアップする権利を剥奪されてしまったのだ。

「ゲイブ・キャプラーが投手交代を告げにマウンドに上がった時点で、ホビー・ミルナーはまだウォームアップし始めたばかりで、ブルペンの捕手はまだ立っていた。キャプラーはそこで遅延行為に出た。主審がウォームアップ投球を禁止した。信じられない」。

MLBで初めて監督を務めるキャプラーは確かにまだ勉強中ではあるものの、さすがにこういったミスは言い訳がしにくい。

この2試合前には5-0でリードしているなか、5回1/3でわずか68球しか投げていなかったエースのアーロン・ノラを交代した。次の打席で、チームはブレーブスのフレディ・フリーマン一塁手にホームランを献上しているのだ。

フィリーズにはキャプラー監督を育てる時間は充分にあり、トライ&エラーの回数も多くなるだろうが、今のところエラーに終わることが多い。

しかしトライ(試み)が多いのも事実だ。キャプラー監督は最初の3試合でMLB史上最も多くの投手を起用した監督となった。最初の2試合でもリーグ記録(15人)を樹立している。

原文:Phillies' Gabe Kapler gets warm-up pitches docked for taking too long to make change
翻訳:Reo Onishi

Thomas Lott