フィリーズが2018年春に解決すべき3つの課題

Thomas Lott

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もしリース・ホスキンズが2017年にシーズンを通して出場できていれば、ナショナル・リーグ新人王を獲得していたかもしれないが、わすか50試合の出場でも18本塁打を記録しており、彼はすでにスター選手を待ち望んでいたフィラデルフィアのファンから注目を浴び始めている。

フィラデルフィア・フィリーズはまだ補強を続けるだろうが、すでに戦力も整い始めている。

それではフィリーズの今春の課題を見てみよう。

 

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1. クロフォードに全力を注ぐ(か注がない)

JP・クロフォードは、フランシスコ・リンドアやアンドレルトン・シモンズと並ぶほど守備が上手いかもしれないが、シモンズ同様、打撃面での不安がある。そして選手は打てなければ、交代させられる。

クロフォードは昨年メジャーで23試合に出場し打率 .214、トリプルAでは127試合で .243に終わっている。マイナーリーグでの最初の3年間は .285を切ることはなかったのだが、ここ2年は .250を超えることすらできていない。レギュラー入りできるほど打てるのだろうか? 開幕からフィリーズは彼にチャンスを与えるのだろうか?

2. ローテーションの補強を検討

フィリーズのローテーションはタレントぞろいではあるものの、まだ疑問が多いところもある。もっとも大きな疑問は、ランス・リンやアレックス・コブのような先発投手を補強すべきかどうかだ。

金銭的には問題なく、ある程度の競争力はあるのだが、実際そうしたいかどうかが問題だ。メジャーでは負けることによって指名権が上がるため、現状のフィリーズは負けシーズンを送る準備もできている。先発投手を補強すれば、指名権が下がってしまう。今競うのか、もう1、2年待つのかを判断する必要がある。

3. ビンス・ベラスケスに自信をつけさせる

フィリーズの若手投手でもっとも期待値が高いのがベラスケスだ。150キロ以上の速球、良いカーブとチェンジアップを持ち合わせたベラスケスは、打たせないピッチングができる逸材だ。しかし欠如しているのが自信で、昨シーズン投げているときはそれが現れていた。

2017年はカーブの量を増やしたことが痛手となった。キャリア最低となる防御率5.13を記録してしまい、1年前よりも1点近く上がってしまった。今シーズンのフィリーズにとって彼に自信をつけることは重要であり、まずはもっと速球とスライダーの分量を増やすところから始めるべきだろう。

原文:MLB spring training 2018: Three things on the Phillies' to-do list

翻訳:大西玲央

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