ニューヨーク・ヤンキースの元主将デレク・ジーターは、ファンが怒っている理由を知っている。
現在マイアミ・マーリンズのCEOを務める彼は2月7日、ファンに忍耐強さを訴えかけた。彼はチームを強くするためには長期的な戦略が必要だと主張した。
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「チームを強くする唯一の方法はマイナーリーグのシステムや選手育成やスカウティングに投資することだ」ジーターは、マイアミの商工会議所での30分の質疑応答の中で語った。「チームを永続的に強くするためには、新しい選手を見つけ出すパイプラインを持つことだ」
続けてジーターはこう言った。「最初の記者会見で、今後不評を買うような決断を取るかもしれないと言った。しかし私の決断はチームを良くするために下したものだと知っていて欲しい。私は20年以上も現役でプレーしてきたが、決して忍耐強い選手では無かった。勝つか、負けるか。それは現役を退き経営側についた今でも変わらない。単純明快なことだ。」
「そして例えもし、不評を買うような判断を下したとしても、それらは全てマーリンズを最高のチームにするために必要なことなんだ。我々のチームは他球団が羨むような球団になる。そうなる事を、私が誰よりも望んでいるが、時には忍耐も必要なんだ。忍耐を持つということは必ずしも競争力に欠けるチームになってしまうという事ではない。我々は強く、競争力のあるチームになる。チームにいる全ての人間が、自分たちの仕事を果たすようにプレーする。それこそが全ての人間が持つべき姿勢だし、私自身そういう姿勢でプレーしていた。」
去年の9月にマーリンズの仕事に就いてから、ジーターは何人かの選手を放出した。クリスチャン・イエリッチを初めマーセル・オズナ、ジャンカルロ・スタントン、ディー・ゴードンが放出された。
「ファンが感じているフラストレーションは理解している。」とジーターは言う。「その最大の要因は、何年もの間、観客をスタジアムに呼び込むことに苦労しているということにある。聞いたところによると、問題はフィールドに勝利の要素が無いことにある。勝利の要素が無いならば、何かを変えるしかないじゃないか。我々のチームは2003年以来ポストシーズンに進出できるようなチームでは無かった。私が考えるに、それは受け入れがたい事実だ。ファンもそうに違いない。だから例え不評を買ったとしても、何かを変えるしかないんだ。」
ジーターはファンがスタジアムに足を運ぶように説得しなければならないことを知っている。イエリッチのトレードで獲得したルイス・ブリンソンのような若い選手が、その役割を担ってくれることをジーターは望んでいる。ジーターはマーリンズが今季競争力のあるチームになれるだろうと約束した一方で、今年待ち受ける困難も十分に認識している。デビット・ベッカムがオーナーを務めるマイアミのMLS地元サッカークラブには勢いがあり、ファンはそっちに流れるかもしれない。
「我々は深い穴の中から這い上がらなければならない。そして修正すべき点を直していかなければならない。」とジーターは語る。
原文:Derek Jeter understands frustrations of 'unpopular' moves
翻訳:佐藤辰哉
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