ファウルボール少女直撃も…MLBの安全対策、コミッショナーは「今季中の強化は期待できず」

Sporting News Japan Staff

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各球場の構造や、防護ネットを嫌うファンとのバランスを取る必要も

現地5月29日にヒューストン・アストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで行われた試合で、シカゴ・カブスの外野手アルバート・アルモーラが放ったファウルボールがスタンドで観戦していた幼い少女に直撃したアクシデントを受け、MLBや各球団に安全対策の強化を求める声が強まっている。その一方でMLBコミッショナーのロブ・マンフレッドは、各球団の対策が今季中に強化されることは期待できないと語っている。

MLBは2018年、各球団に対し本拠地スタジアムに防護ネットを設置することを命じたが、現状、多くのスタジアムで対策の施されていない部分があるという。今回発生した危険なアクシデントも、ちょうどネットの張られていないエリアで起きてしまった。

現地4日に『AP通信』が報じたところによると、コミッショナーは各スタジアムの構造上の問題もあり、対策の強化を強制することは難しいと主張している。

コミッショナーは「ファンの安全に着目し続けることは、大切なことです。ダグアウトまでネットを拡張させた方が良いというのなら、それもありです」とする一方で、「ですが、バランスも取る必要があります。ファンの中には、ネット越しに試合を観戦するのを反対している人もいるのです。我々は今、そのバランスの取り方を検討しているところです」と語った。また、ミニッツメイド・パークで起きた事故が安全対策への意識を強め、オフシーズン中に何かしらの動きがあることは期待しているとした。

今回の事故で試合中に激しく動揺し、涙を流した当事者であるアルモーラは『ESPN』に対し、「こんなことは二度と起きてはいけない」と悲痛な胸の内を明かしている。

「MLBは、できることはなんでもするべきだ。両親や大好きな人たちと試合を観にくる子供たちは、危ない目に遭うことを心配するべきではない。彼らの脳裏に、そんなことが一度でもよぎってはいけないんだ」

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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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「※」は提携サイト『Goal』の記事です

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。