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ジャスティン・バーランダーは今シーズンMLBでホームランが量産されているわけについて明確な答えを持っている。
オールスターを前にして、リーグ全体のホームラン数は3961本。これは1試合当たり1.37本にあたり、まさに歴史的ハイペースだ。ヒューストン・アストロズのエースであるバーランダーはMLBが得点を増やすためボールに細工をしていることを「100%」確信していると発言した。
スポーツ専門局ESPNに対し、バーランダーはこう語っている。
「クソみたいなジョークだ。MLBは野球というスポーツをジョークに変えようとしている。彼らはローリングスを買収した。そしてマンフレッド(MLBコミッショナー)はボールの中心部に何かあるかもしれないと言っている。彼らはあのクソみたい な会社を所有している。400億ドルの会社が4億ドルの会社を買った直後に、その製品が急に大きく変わった。これは想像で言っているのではない。何かが起きたことは明らかだ。マンフレッドが就任したときに言った言葉を覚えているだろう? 彼はもっと得点が欲しいと言った。その彼が就任した途端にボールが急に飛ぶようになった? これは偶然じゃないよ。我々は馬鹿ではない」。
(訳者注:MLBは2018年6月にMLB公式ボールを製造するローリングス社を買収している)
バーランダーは2019年シーズンここまでにMLB最多となる26本のホームランを打たれている。だが、それは2011年サイヤング賞を受賞したバーランダーに限った話ではない。
合わせて11人の投手が20本以上のホームランを打たれているし、このペースでは今シーズンの合計ホームラン数は6668本に達し、過去最多だった2017年シーズンの6105本を600本近く上回ることになる。
バーランダーはこれが人為的に故意になされたことだと言う。
「100%間違いない。彼らはホームラン・ダービーではずっと飛ぶボールを使っている。やり方は知っているってことだ。これは偶然ではない。MLBがローリングスを買収した途端にわけもなくボールが飛び始めたなんてことは信じられない」。
シカゴ・カブスのジョン・レスター投手はキャリア14年のベテランだ。そのレスターも5月に米国の大手新聞「USAトゥデイ」に対し、ボールにおかしいところがあると発言している。
「数字がすべてを語っているだろう。ボールに何かがあるのは間違いないと思う。まるでホームラン・ダービーで使うボールのように飛んでいく」。
レスターは今シーズンここまでにMLB42位となる15本のホームランを打たれている。そしてそれがファンを喜ばせていることも認めている。
「それが今のファンが見たいものなのだろう。ホームランが何本出て、それがどれだけ飛んでいくかがね。彼らはスタッツを見て、ボールの回転数は、角度は、って語るのが好きなのだろうね」。
だが、バーランダーにとっては、それこそが問題なのだ。
「私にはそれが野球にとって正しいことか間違っているかはわからない。それは彼らが決めることだ。私自身は今の状況は好きではない。三振とホームランと四球で試合が決まってしまうことにね。だが、それは私達以外の誰かが決めることだ。歴史を見たらよくわかる。もし何か大きな変革をするのであれば、そのことを人々にはっきりと知らしめるべきなのだ」。
- 原文:Justin Verlander '100%' believes MLB is juicing balls for more home runs
- 翻訳:角谷剛
- 編集:SNJ編集部
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「※」は提携サイト『Goal』の記事です