「バカげた話だ」カブスのJ・レスター、停滞するFA市場への不満をぶちまける

Thomas Lott

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スプリングトレーニングの試合が間もなく始まるにもかかわらず、多くのフリーエージェント選手が市場に残されていることについて、多くの野球関係者が驚きをあらわにしている。その中には、すでに契約を済ませ、口出しをする必要のない選手たちも含まれている。

2月16日、ジョン・レスターは口出し以上の発言をした。彼は現在の市場を好ましく思っておらず、人々にその状況を知らせた。

 

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「ジェイク・アリエタやJD・マルティネスなどの選手が1年契約を結ばなくてはいけない理由はどこにもない。バカげた話だ」レスターは、ESPNの記者にそう伝えた。「野球界には有り余るほどのカネがある。そこには本来使われるはずのカネがあるが、どういうわけか使われずにいる」

 

 

過去3年間をレスターのチームメイトとして過ごしていたアリエタ。投球回数、奪三振数、防御率においてリーグトップに立った年もあった選手だが、いまだに市場に取り残されている。

過去3年間で105本塁打を放っているJD・マルティネスもまた、契約を結べていない(19日、ボストン・レッドソックスと合意したと報道された)。フリーエージェント市場は停滞しており、疑いようもなく、スター選手たちはまだ活躍できる。レスターはそれを明確にしたかった。

「気がかりな事態だ。僕には理解できない」彼はそう語る。「防御率5.00の年老いたリリーフ投手について話してるんじゃないんだ」

実際のところ、この状況の真相は、各球団とも次の移籍期間により多くの契約金を使うために今は出費を抑えているというだけのものだ。次にフリーエージェントとなる選手には、ブライス・ハーパーや、マニー・マチャド、それにあのクレイトン・カーショーも含まれる可能性もある。加えて、MLBのぜいたく税(2018年は、選手総年俸が1億9700万ドルを超えたチームに支払いが要求される)もまた、球団側の足かせとなっている。

しかし、それらのどれもアリエタやマルティネスの気休めとはならず、レスターはただ仲間のために立ち上がろうとしているだけだ。

原文:Jon Lester rants on free-agent market

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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