今年のオフシーズンが盛り上がっている最中、既に来年12月のウィンターミーティングで話題になるであろう将来のフリーエージェントたちにまつわる噂話も聞こえてくる。数百万ドルに値する契約を得るであろう選手たちの話だ。
各球団が2018年のチームを改善しようとしている中、彼らは同時に来年のフリーエージェントたちを巡る戦いもはじめている。ロサンゼルス・ドジャースとアトランタ・ブレーブスの間で5選手が動いたトレードは、年俸を抑え、ぜいたく税を一掃するためのものだった。それにより、彼らは大きな魚を狙えるポジションに立てる。
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というわけで、次のオフシーズンに出てくるビッグネームたちを見てみよう。
ランキングに入る前に、いくつか注意事項を。まず、私たちは実際にフリーエージェントになるであろう選手たちだけを対象にしている。球団が間違いなく契約オプションを行使するであろう選手たち、たとえばクリス・セールやホセ・アルテューベ、ショーン・デュリトルといった名前は含まれていない。私たちはまた、オプトアウトの権利を行使しないであろう選手たち、たとえばジェイソン・ヘイワードやデービッド・プライスらもランキングから外している。
1. ブライス・ハーパー(2019年4月時点で26歳)
競売は4億ドル付近からスタートし、実際にどこまで金額が上がるかは誰も知らない。不振だった2016年のハーパーは、素晴らしい2017年シーズンにより払拭された。故障者リストで1ヶ月を過ごすまで、彼は明らかなMVP候補だった。全ての大都市球団は彼の獲得を目指すだろう。現時点では、ドジャース、ニューヨーク・ヤンキース、シカゴ・カブスが有力候補と考えられる。
2. マニー・マチャド(2019年4月時点で26歳)
マチャド争奪戦は3億5000万ドルほどに達するだろう。ボルティモア・オリオールズのファンはおそらく、ヤンキースが移籍先になることを既に恐れているはずだ。彼は殿堂入りに向けてキャリアの好スタートを切り、26歳から32歳までの彼を買うのはフロントオフィスにとって良いアイデアだ。そして、マチャドは両ひざを手術しているが、最後の手術を終えてから3年間で、彼は平均158試合に出場、35本塁打を放っている。
3. クレイトン・カーショウ(2019年4月時点で31歳)
正直なところ、カーショウがフリーエージェントになるかどうか疑わしいが、ドジャースから契約延長を引き出すため、彼は2018年シーズン後にアプトアウトの権利を行使するだろう。現在の契約には2019年の3200万ドル、2020年の3300万ドルが含まれている。年俸は市場価格を下回ってはいないが、彼は少なくとももう4年の契約延長を勝ち取れる。そうでなければ、ドジャースが契約延長しなかったために、あるいは単に他に良い選択肢があるか見るために、健康なカーショウが31歳でフリーエージェント市場に出ることになる。彼は年平均4000万ドル程度の5年もしくは6年契約を勝ち取るだろう。ボストン・レッドソックス、ヤンキース、カブスは興味を示すはずだ。
4. ジョシュ・ドナルドソン(2019年4月時点で33歳)
このリストにいる大半の選手たちに比べてドナルドソンは少し年齢が高いが、彼のプレーに衰えは見られない。2013年から2016年まで4年連続でMVP投票トップ8に入った後、2017年は故障で40試合欠場したにも関わらず33本塁打を放った。サードの守備も今なおエリートレベルだ。5年契約は難しそうだが、セントルイス・カーディナルスやフィラデルフィア・フィリーズなど多くのチームが、彼に高額な3年もしくは4年契約を喜んで与えるだろう。
5. チャーリー・ブラックモン(2019年4月時点で32歳)
ブラックモンが2017年に残したホームとアウェイでの成績の差はある種クレイジーだったが、彼はクアーズ・フィールドでしか活躍できないわけではない。2016年にはロードでOPS.926をマークし、彼の走塁や打撃スキルはどの球場でも活かせるものだ。
原文:Ranking the top 15 free agents in MLB's stacked class of 2018-19(抄訳)
翻訳:Muneharu Uchino