【ハイライト動画】記録阻止のための故意死球? マーリンズ投手が1球で危険球退場

Sporting News Japan Staff

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メジャーリーグで、ある選手が「不文律」の餌食となったようだ。

現地時間8月15日に行われたマイアミ・マーリンズ対アトランタ・ブレーブスの一戦。この試合の一回の裏、第一打席には大記録の達成がかかっていた。ブレーブスの先頭打者、ロナルド・アクーニャ・ジュニアは、ここまで三試合連続で先頭打者ホームランを記録しており、四試合連続となればメジャーリーグ記録に並ぶ、という注目の打席だった。

ところが、初球でそのチャンスは砕かれる。マーリンズ先発のホゼ・ウレーニャが投じた速球は、アクーニャのヒジへ直撃。大記録達成が期待されていただけに、ブレーブスの選手たちは激怒し、ベンチから飛び出す。そんな一触即発ムードの中で、ウレーニャには危険球退場が宣告された。皮肉にも、記録達成を「阻止」したマーリンズの投手が、1球での退場というメジャーで4人目の不名誉な記録に名を残すことになったのだ。

試合後、危険球を投じたウレーニャは、記録達成を阻むための故意死球ではなかったと語ったが、ブレーブスの関係者やファンは信じないだろう。死球を受けたアクーニャは精密検査を受け、現地時間の木曜日(同16日)にその結果を知ることになる。幸い、四死球は打席としてカウントされないため、ケガから復帰すれば記録達成に挑むことができる。

かつては日本でも、王貞治のシーズン本塁打記録を外国人選手に抜かせないために、わざと記録達成の有力候補との対戦を避けるという、いわゆる「野球の不文律」があったが、今日の死球がわざとなのか、そうではないのか、議論を呼んでいる。

 

【ハイライト動画】
メジャーで故意死球?
記録達成がかかった打席で議論を呼ぶデッドボール

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。