ノーヒットノーラン達成間近に降板したトレバー・バウアー、監督の采配は「正しかった」

Chelsea Howard

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個人の記録よりもチームの勝利

4月5日、クリーブランド・インディアンスはトロント・ブルージェイズに4対1で勝利した。歴史的記録の一部になる可能性があった試合だが、それをふいにする采配を採ったテリー・フランコーナ監督について、「正しい判断」をした、とトレバー・バウアー自身は捉えているようだ。

その日、バウアーがあと6つのアウトを取れば、インディアンスにとって38年ぶりのノーヒットノーランとなる大快挙だった(1981年にブルージェイズ戦でレン・バーカーが達成)。ところが、7回のイニングが終わると、フランコーナ監督は彼に交代を命じた。このときバウアーの投球数は117だった。

「おそらく、そろそろだろうなと思っていた」と、バウアーは地元メディアに語った。

「とはいえ、今日の試合は、最後のイニングが一番球速は速かったと思う。もしかすると間違っているかもしれないけれど、球威は全く落ちていなかった。変化球も鋭かった。うん、マウンドを降りる時はまだやれるような気もしたけどね。でも、シーズンはまだまだ先があるから。今はまだ2週目だから。うん、僕は気にしてないよ」(バウアー)

あと2回のイニングでノーヒットノーランを達成する可能性があったにも関わらず、バウアーを降板させた理由について、投球数が多すぎることを懸念したからだとフランコーナ監督は説明した。

「彼に続投させたかった」とフランコーナ監督はAP通信に話した。

「彼もこの判断が正しいと理解していると話してくれている。本当はそうしたくなかったと彼に伝えた。『僕も嫌だけれど、これが正しいと思う』と彼は言ってくれた。彼のこともチームのことも大事に思っているからこその判断だったんだ。彼が投げ続ければヒットを許さなかっただろうし、私もノーヒットノーランの瞬間をすごく見たかったよ。

だけど、私は正しい判断をしなければいけない。たとえそれが面白くないことだったとしてもね」(フランコーナ)

ノーヒットノーランは「素晴らしいこと」だが、それよりも「チームにとってのベストを尽くすこと」と「勝つこと」のほうが優先だとバウアーは説明した。

「正直な気持ちを言うと、ノーヒットノーランを達成するかどうかはそこまで気にしていないんだ。僕が気にしているのは、チームの勝利のために無失点に抑える、ということ。それと、球場を出て、ファンのみんなに会って、クリーブランドの人たちに会うこと。それから、チームメイトたちとワールドシリーズに勝つこと。

もしもノーヒットノーランを達成できたら素晴らしい。もしできなかったとしても、試合に勝てるのならば、やっぱりそれは素晴らしいことだと思うよ」(バウアー)

原文:Trevor Bauer: Getting pulled with no-hitter intact was ‘right decision’

翻訳:Meg Nash、編集:SNJ編集部

 

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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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