ニグロリーグでプレーした女性選手が死去

Bob Hille

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12月19日、ニグロリーグでプレーした女性選手として最後の生存者だったメイミー・“ピーナッツ”・ジョンソンさんが逝去した。ニグロリーグ野球博物館が発表した。82歳だった。

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博物館のボブ・ケンドリック館長は、声明で「我々全員にとって悲しい日だ」と述べている。

「我々の家族の一員を失った。彼女は真のパイオニアだった」。

インディアナポリス・クラウンズのチームメートだったトニー・ストーンさんとコニー・モーガンさんは、1996年に亡くなっている。

ジョンソンさんの故郷に近いサウスカロライナ州コロンビアの地元紙『The State』は、以下のように伝えた。

9歳のときにサウスカロライナ州を離れたジョンソンさんだが、祖父の家の塀に止まっていたカラスに向けて石を投げ、おじのレオ・“ボーンズ”・ベルトンを相手に技術を磨き、それら駆使して女性では唯一、ニグロリーグで投手を務めた。

2010年にジョンソンさんは『The State』で「この国の人たちがしていること。自分が持っていたものを使うということよ」と述べている。

全員白人だった全米女子プロ野球リーグから遠ざけられたジョンソンさんは、3シーズンにわたってニグロリーグのクラウンズでプレーした。

1953年から55年までの3シーズン、ジョンソンさんはクラウンズで投手として33勝8敗を記録。打者としても打率.270をマークした。

『The State』によると、ジョンソンさんはオフシーズン中にニューヨーク大学に通い、後にノースカロライナA&T州立大学で看護師学位を取得。看護師として30年働いた。

原文:Mamie ‘Peanut’ Johnson, last surviving female Negro Leaguer, dies at 82

翻訳:Hiroaki Nakamura

Bob Hille

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Bob Hille, a senior content consultant for The Sporting News, has been part of the TSN team for most of the past 30 years, including as managing editor and executive editor. He is a native of Texas (forever), adopted son of Colorado, where he graduated from Colorado State, and longtime fan of “Bull Durham” (h/t Annie Savoy for The Sporting News mention).