ドジャース&インディアンス、2018年注目の若手選手は誰?(後編)

Jared Wyllys

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クリーブランド・インディアンス:フランシスコ・メヒア 捕手

2017年成績:打率.154/出塁率.214/長打率.154/打数13/本塁打0/二塁打0/三振3/四球1

2018年のMLBのプロスペクトランキングで11位にランクインし、捕手部門では1位となったフランシスコ・メヒアは、昨シーズンAAチームのアクロン・ラバーダックスからメジャーへの昇格を果たした。昨年9月にメジャー昇格が伝えられたが、同ポジションにはヤン・ゴームズやロベルト・ペレスがおり、彼の打撃面のスキルを披露する機会はあまり多く得られなかった。ヒットは2本のみで、どちらも単打だった。しかし、彼は間違いなく本物であり、マイナーリーグでの成績がそれを物語っている。

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2018シーズンの終わり頃に23歳を迎えるメヒアには、成長する時間がたくさんある。前述したように捕手は飽和状態なので、今シーズンはAAAで開幕を迎えるかもしれないが、別のポジションでメジャーのメンバーに選ばれる可能性もある。昨シーズン、メジャーデビューをしたあと、メヒアはアリゾナ・フォールリーグに出場し、三塁手としてプレーした。インディアンスは怪我の多いマイケル・ブラントリーの代わりに本職ではないジェーソン・キプニスやホセ・ラミレスらをレフトに起用することもあり、チームの中で三塁手は不明瞭な点が多いポジションだ。

しかし、デプスチャート上に障害の多い捕手というポジションでも、メヒアは今シーズン中にテリー・フランコーナ監督のお眼鏡にかなうだけの実力は備えている。開幕戦からは無理であっても、メヒアはインディアンスのメンバーに名を連ねるだろう。

活躍が見込めるワケ:昨年9月のプレーだけを見て彼を判断してはいけない。彼は打撃面で紛れもない能力を持っていて、ヒットを多く放つ。マイナーリーグでの通算打率は.293だが、メジャーにいるあいだに彼がスタメンで起用されたのはたった1度のみということに注目してほしい。14回の打席のうち10回は代打での出場だ。イースタンリーグから昇格したばかりの22歳という若い選手には好ましくないポジションだ。

それでもなお、メヒアは自分の番が回ってくれば、誰よりも懸命にプレーするだろう。彼はどんなボールでも打とうとするタイプの打者だが、マイナーリーグでは全フィールドへ球を打ち返していた。そして、メジャーでの少ない記録を参考にすると、メヒアの打球の平均初速度はメジャー平均を約11キロも上回っている。メジャーに昇格する前には、インディアンス傘下のチームで三振率の低さを見せ、長打も多く放っている。チームにとって大きな価値のある捕手であることは間違いない。

守備面ではまだ疑問が残るが、彼は観客を魅了する肩の強さを持っている。捕手を続けても、三塁手にポジションを移したとしても、更なる活躍を見せるだろう。打撃面では少し積極的すぎるものの、準備は整っている。今シーズンは単なる代打以上の働きに期待しよう。

(完)

原文:Predicting surprise: Young players who could shine for Dodgers, Indians in 2018

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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