シリーズ最終回となる今回は、昨年レギュラーシーズンの球団記録を更新した2チームを紹介する。両チームともタレント豊富なので、活躍が期待される選手になるには特別な才能が求められる。
→今なら無料視聴可。プロ野球・MLBを見るならDAZN(ダ・ゾーン)に!
ロサンゼルス・ドジャースのアレックス・ベルドゥーゴは、強力な選手が揃うチームの外野手陣の中で頭角を現すだろう。クリーブランド・インディアンスのフランシスコ・メヒアは、新しいポジションを覚えなくとも注目を集める存在になるに違いない。
両者を詳しく見てみよう。
ロサンゼルス・ドジャース:アレックス・ベルドゥーゴ 外野手
2017年成績:打率.174/出塁率.240/長打率.304/打数23/本塁打1/二塁打0/三振4/四球2
ドジャースのロースターには、デプスチャートを覆すほど大量の新加入選手を迎え入れる空きがない。しかし、ベルドゥーゴがそれに代わる存在になるだろう。現在21歳のベルドゥーゴは、アマチュア時代はピッチャーとしてもバッターとしても活躍しており、どのようにドラフトで選ばれるかが疑問視されていた。しかし、これまでのところ、彼は彼を野手として選んだドジャースの決断にしっかりと応えている。
2014年にドラフト2巡目で指名された彼は、マイナーでも各段階で着実に結果を残してきた。機会さえ与えられれば、メジャーの舞台でも同じように活躍することが容易に想像できる。昨シーズン、わずかながらメジャーでの出場機会を手にしたベルドゥーゴ。本人はそれほど手ごたえを感じていないかもしれないが、彼の成熟したボールへのアプローチと平均以上のバッティングスキルは、メジャーの中でも上位の打者となれるものだった。
ベルドゥーゴの初めてのメジャーは、シーズン終了間近の拡大ロースター期間のみの短いものだった。放ったヒットは4本のみだったが、9月10日のコロラド・ロッキーズ戦で代打として放った1本は、ベルドゥーゴが将来を約束された選手であると証明する一振りであった。
活躍が見込めるワケ:昨シーズン、ドジャースでの23打席ではヒットを量産することはできなかったが、多くの出場機会が与えられれば活躍するであろうことは示せていた。さきほど紹介したとおり、ベルドゥーゴには平均以上のバッティングスキルがあり、長打を放つ素質もある。しかし、まだそれを試合中に発揮できていないだけだ。たとえそうでないとしても、メジャーでの彼は、それまでのプロとしての数年間で培った経験を見せられていなかった。
昨シーズンの短い出場期間で、ベルドゥーゴの三振率はわずか16パーセントだったが、これはマイナー時代の彼の成績からすると非常に高いものだ。メジャーに招集される以前の彼は、AAAでも三振率はわずか10パーセントであった。参考となる記録が少ないが、彼は、ボール球に手を出す確率が低く、ストライクゾーンの外の球を狙う時もしっかりバットに当てている。もちろん、これを継続的に行うことができるかどうかを明らかにするには15試合以上かかるだろうが、彼がマイナーで見せていた低い三振率と高い四球率は、長期的に洗練されたアプローチを維持できることを示している。
守備面では、強い肩を持っており、外野はどこでも守ることができる。しかし、ライトとセンターがより適している。ここで問題となるのが、昨シーズン活躍を見せたクリス・テイラーの存在だ。センターを務める彼は、ベルドゥーゴにとって大きな壁となる。ライトのヤシエル・プイグも同様だ。それでも、ベルドゥーゴの打撃面の素質は本物だ。デーブ・ロバーツ監督も2018年の布陣に彼を加えようとするに違いない。
(後編へ続く)
▶スポーツ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【DAZN関連記事】
● 【必読】DAZN(ダゾーン)の"トリセツ" 最新・2018年版!
● ネットでプロ野球中継を視聴する方法を紹介
● DAZNでのプロ野球の放送予定や試合スケジュール
● DAZNでF1放送を視聴する方法は?
● 【最新・2018年版】F1の放送予定・レース日程まとめ
● ネットでMLB中継を視聴する方法を紹介
● MLBの試合日程・放送予定|テレビでの視聴も可能?/2018シーズン