ドジャースがワールドシリーズ進出決めた第7戦、3つのポイント

Thomas Lott

ドジャースがワールドシリーズ進出決めた第7戦、3つのポイント image

ロサンゼルス・ドジャースは2年連続でワールドシリーズに進出した。現地20日、ミルウォーキー・ブルワーズとのナショナル・リーグ優勝決定シリーズ第7戦を5-1で制した。

▶スポーツ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

コディ・ベリンジャーは2回表に2ランを放ち、ドジャースに2-1とリードをもたらした。その後、チームは逆転を許さなかった。

ヤシエル・プイーグは6回にダメ押しの3ランを放ち、クレイトン・カーショーが9回、セーブのつかない場面で登板して試合を終わらせた。

以下、この試合の3つのポイントを振り返ろう。

持てるベストを尽くそう

ウォーカー・ビューラーは本調子ではなかった。カーブのキレはなく、速球の制球力を欠き、そしておそらく少しばかり緊張していた。

しかし、それは問題ではなかった。ビューラーは試合巧者であり、ブルドッグであった。この男は毎晩、フィールド上で戦うのだ。確かに彼は本来のカーブを投げられなかったが、アドレナリン全開で剛速球を投げ込んだ。

ビューラーは何度も高めの速球で空振りを奪い、ときおりカーブを混ぜて打者を困惑させた。彼はまた、手応えの良かったカットボールをうまく使った。投手は常に、最も得意とするボールをうまく使えるとは限らないが、それでも戦い、チームを勝利に導くことはできるのだ。

ビューラーは勝利投手にはなれなかったが、4 2/3イニングを1失点、7奪三振と好投し、チームを勝利に導いた。

ジョシュ・ヘイダーに投げさせよ

ブルワーズのクレイグ・カウンセル監督が、6回のマウンドにジョシュ・ヘイダーを送らなかった理由はわかる。彼は既に、マイナーリーグでの最終登板以来となる3イニングを投げており、ドジャース打線は彼に対して一巡していた。

彼は被安打1、四球1、4奪三振、無失点と好投していた。そして、僅か31球しか投げていなかった。レギュラーシーズンでの最高球数からはほど遠い。実際、ヘイダーは今回より多くのイニングと球数を、昨年マイナーリーグで8度投げていた。今のように打者全員をアウトにするわけではなかったが、まだまだ投げられたはずだ。

カウンセル監督は6回の頭にゼイビア・セデーニョを投入し、次打者の場面でジェレミー・ジェフレスを投入した。ジェフレスは第6戦までに、3 1/3イニングを投げて6安打、2四球、2失点だった。彼はプイーグに3ランを打たれ、試合は終わった。

後から言うのは簡単だが、ヘイダーはこの試合前の7日間で、僅か1度しか登板しなかった。彼は最高のリリーフ投手なのだから、使える限り使わなければ。

プイーグは優れた野球選手だ

その祝福スタイルや感情表現から、プイーグは伝統的な野球ファンの怒りを買いがちだ。でも、彼が野球を愛していないとは誰も言えない。そして彼は、ときに本当に、本当に優れたプレーを見せる。

たとえば、この試合の2回。ブルワーズは内野陣を左に寄せる守備シフトを敷いたが、プイーグは逆方向に打球を飛ばし、二塁打とした。彼は強い打球を打ったわけではなく、ただヒットを打つために充分な打撃をし、相手投手のジョーリス・チャシーンを苦しめた。

そのようなプレーや、ベース上でのハッスル、そしてダブルプレーでさえ、彼の野球は魅力的だ。6回のホームランは、シンプルに彼の優れた能力の賜物だ。彼はこうした瞬間も演出するが、プイーグはとにかく優れた野球選手なのだ。 

原文:MLB postseason 2018: Three takeaways from Dodgers' pennant-clinching Game 7 win over Brewers

翻訳:Muneharu Uchino


【DAZN関連記事】
【必読】DAZN(ダゾーン)の"トリセツ" 最新・2018年版!
ネットでプロ野球中継を視聴する方法を紹介
DAZNでのプロ野球の放送予定や試合スケジュール
DAZNでF1放送を視聴する方法は?
【最新・2018年版】F1の放送予定・レース日程まとめ
ネットでMLB中継を視聴する方法を紹介
MLBの試合日程・放送予定|テレビでの視聴も可能?/2018シーズン

Thomas Lott