トミー・ジョン手術から復活の先発イオバルディ、被安打ゼロのまま降板

Bob Hille

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タンパベイ・レイズのネイサン・イオバルディが、現地時間5月30日のオークランド・アスレチックス戦に先発登板した。2度のトミー・ジョン手術を経て、2016年以来となる先発登板だったが、6回無安打と好投している。

Tampa Bay Times』による総括は以下のとおりだ。

- 速球:150キロ台後半
- スプリット:巧妙
- カットボール:スプリットと同じ
- 投球数:70
- 被安打:ゼロ

ケビン・キャッシュ監督は交代を告げたときについて、『Times』で「彼は私を見つめていた」と明かす。

「握手しないだろうなと」。

イオバルディは「あそこにとどまろうとしたんだよ」と述べた。

「握手したくなかったんだ。彼は『おいおい、握手しなきゃいけない』と言った。僕は『分かったよ』という感じだった」

「(投手コーチのカイル・)スナイダーから後で言われた。僕は本当に長いこと7回を投げていない。でも、彼からは、僕が完投できるわけじゃなく、ならばなぜリスクを冒すのかと言われた。だから僕らは安全に行ったんだ。良かったよ」。

良かったというのは、過小評価ではなかろうか。アスレチックスも無安打だったことにSNSで言及している。

ヘスス・スクレ捕手は「素晴らしかったよ」と述べた。

「スプリットが見事だった。カットボールは…見事だった。投球数の制限があったのは残念だよ。それがなければ、少なくともノーヒットノーランだったはずだ。彼らは今日の彼に対して全くチャンスがなかった」。

イオバルディは「ヒットを打たれるまでは投げ続けたかった」と話している。

「でも、状況も分かっているよ」。

後を受けたウィルメル・フォントは7回、ジェド・ラウリーにヒットを許した。レイズは球団史上16回目となる被安打1での勝利。キャッシュ監督は「本当に楽しい試合だった」と述べた。

「イオバルディが交代しなければいけなくなるまでね」。

原文:What did Nathan Eovaldi think of getting pulled with a no-hitter through 6?
翻訳:Hiroaki Nakamura
 

Bob Hille

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Bob Hille, a senior content consultant for The Sporting News, has been part of the TSN team for most of the past 30 years, including as managing editor and executive editor. He is a native of Texas (forever), adopted son of Colorado, where he graduated from Colorado State, and longtime fan of “Bull Durham” (h/t Annie Savoy for The Sporting News mention).