ダル抜けたド軍のカーショー、春はいまだ無失点

Bob Hille

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ドジャースのエース、クレイトン・カーショーは走り続けるのをやめない。調子を落としているのだろうか?いや、状況が良すぎて、これから悪くなるとはないのだ。

もちろん、カーショーは3度のサイ・ヤング賞に輝いた偉大な左腕であることを考えれば「状況が良い」というのは相対的なことだ。

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カーショーは2016、17年の好調なシーズンを振り返りながら「僕がしていることは全て、調子を保つためにしていることだ」とロサンゼルス・タイムズに語った。「今、僕はすごく調子が良い。それに僕は興奮している」

 面白いことに、カーショーの球速は80キロ台後半に落ちている。しかし、球速が低下しても球威には全く影響していないのだ。
 

「ある日の球速は87(マイル)だった」…ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は言った。「確かなことは言えないが、明らかにクレイトンは90〜92マイルにしたがっていた。今日はわれわれが期待していた以上のことをしてくれた。開幕を迎える来週には92〜93マイルに達しているだろう」。

ロサンゼルス・タイムス紙は「不確実な冬がカーショーを待ち受けている」と述べた。2018シーズンを終えた後に、カーショーは初めてFAになる。2014年以降、カーショーは1シーズン当たり28試合以上に先発している。

カーショー自身の調子を保つため、彼は2014年から「量ではなく質」をチームに提供し続けた。2017シーズンは27試合しか登板しなかったにもかかわらず、ナショナル・リーグトップとなる18勝を上げたのだ。

カーショーはAP通信に対し「体の調子は素晴らしく良い」と語った。「昨年は11月1日に登板したプレーオフで終わってしまったが、ポストシーズンの2週間がどのような影響を及ぼしたか分からないだろう?僕は今の状態はいいと思っている。少しずつアドレナリンが出てきていて、興奮しているよ」

7回のオールスター出場経験を持つカーショーは今週末、8回連続の開幕投手を務める。ナショナル・リーグチャンピオンのドジャースは、本拠地にジャイアンツを迎える。

原文:Dodgers P Clayton Kershaw wraps up scoreless spring
翻訳:Hiroshi Ito

Bob Hille

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Bob Hille, a senior content consultant for The Sporting News, has been part of the TSN team for most of the past 30 years, including as managing editor and executive editor. He is a native of Texas (forever), adopted son of Colorado, where he graduated from Colorado State, and longtime fan of “Bull Durham” (h/t Annie Savoy for The Sporting News mention).