ナショナル・リーグ優勝決定シリーズ第3戦、ロサンゼルス・ドジャースはシカゴ・カブスを6-1で破り3連勝、ワールドシリーズ進出に王手をかけた。
ダルビッシュ有は6 1/3回を投げ、素晴らしい仕事をした。6安打1四球、僅か1失点の好投で、ポストシーズン2勝目を上げた。彼はまた、6回に満塁の場面で打席に立ち、押し出し四球を選んで打点を上げた。
しかし、ダルビッシュのパフォーマンスは実際のところ、この試合のもっとも面白い部分ではない。以下、この試合を3つのポイントから振り返ろう。
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1. クリス・テイラーとアンドレ・イーシアーは、デイブ・ロバーツ監督を天才に見せた
ついに今ポストシーズン初めてラインナップに名を連ねたイーシアーは、そのチャンスをすぐさまものにした。35歳の外野手はプレーオフ初打席でホームランを放つと、3打席目にはセンター前ヒットを放った。彼はこの日、4打数2安打1打点を記録した。
イーシアーをセンターでスタメン起用した決断はスマートに見えたが、よりスマートだったのはロバーツ監督が採った方法だ。ロバーツ監督はセンターのテイラーを、彼にとってポストシーズン初となるショートで起用した。
テイラーはレギュラーシーズンで14試合ショートを守っているが、それをプレーオフでするとなると別の話だ。しかしテイラーにとって、それはいつも通りの話だった。彼は5打数2安打、ホームランと三塁打を放ち2打点を挙げた。故障で欠場しているコリー・シーガーの穴を見事に埋めた。
2. 四球連発のカブスブルペン
カブスのリリーフ陣はこの日、4つの四球を出し、ポストシーズン8試合で計23四球を献上している。
これはMLB史上で最悪の数字だ。カブスが今シーズン記録した554四球はメジャー全体で8番目の数字だったが、ポストシーズンでは最多だ。
チーム全体で37四球を出しているヤンキースは、カブスの他に唯一24四球以上出しているチームだが、彼らは10試合を戦っている。カブスが出した四球の中でも特にひどかったのは、ドジャース先発のダルビッシュに与えた押し出し四球だ。
3. ゾブリストが1番に入るも、何も変わらず
シリーズ最初の2試合で1番を打ったジョン・ジェイが7打数1安打だったので、ジョー・マッドン監督は打線に変更を加えた。彼はベン・ゾブリストをリードオフマンに起用し、何が起こるかを見てみることにした。
何が起こったというと、大したことは起こらなかった。ゾブリストは三振を含む4打数ノーヒットで、カブスは僅か1得点に終わった。彼らは今シリーズ3試合で僅か4得点だ。
第4戦でもゾブリストが1番に座る可能性があるが、今日の残念なパフォーマンスを見る限り、どうなるかはまだわからない。
Call him Crush Taylor. #ThisTeam pic.twitter.com/sgwKWPdqju
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) October 18, 2017