ダルビッシュのカブス、苦しいスタート

Alec Brzezinski

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ゲリット・コールは、ヒューストン・アストロズでのデビュー戦を、テキサス・レンジャース相手に8-2の勝利で飾った。

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オフシーズン中にピッツバーグ・パイレーツからのトレードでアストロズ入りしたコールは、2安打3四球1失点11奪三振という快投を見せた。

これでアストロズはローテーションに3人のエース級投手が存在することになる。ジャスティン・バーランダーとダラス・カイケルはすでに投げているのだが、開幕前からコールのできがもっとも注目されていたのだ。

アストロズ(3勝1敗)は昨シーズン、チーム初となるワールシリーズ制覇を果たしている。今年も優勝候補とされているアストロズは1日(日本時間2日)、エバン・ガティスが3安打3打点1得点を記録。ホセ・アルトゥーべは3安打2得点、カルロス・コレアは2安打2打点2得点とそれぞれ活躍した。

レンジャーズは強打者のジョーイ・ガロがシーズン初ホームランを打ったものの、アストロズの強力打線を抑えられる投手を見つけることができなかった。

今夜のヒーロー

トロント・ブルージェイズのジャスティン・スモーク一塁手が2本塁打を含む4打数3安打6打点の活躍で、ニューヨーク・ヤンキース相手にチームを7-4の勝利に導いた。スモークは昨シーズン38本塁打で頭角を現し、今シーズンもその成長を続ける態勢が整っているようだ。

今夜の期待はずれ

ボルティモア・オリオールズのアダム・ジョーンズ外野手は、ミネソタ・ツインズへの0-7の敗戦で2三振を含む4打数0安打に終わった。ジョーンズは開幕戦でオリオールズ相手に決勝ホームランを打っているのだが、それが今シーズン唯一の安打だ。ケビン・ガウスマンが4回で6失点したこともあり、オリオールズは成績を1勝2敗に落とした。

シカゴ・カブス。延長続きや投手陣の炎上もあって、シーズン序盤は戦力を投げ売りしているマイアミ・マーリンズに2敗と苦戦が続いている。1日(同2日)の試合では、ホセ・キンタナが6回6失点で、0-6と敗戦した。

ハイライト

ミネソタ・ツインズのホセ・ベリオスがキャリア初完封を記録した。

ベリオスは3安打6奪三振1四球という力投でツインズに勝利をもたらした。

明日の注目試合

セントルイス・カーディナルズ(1勝2敗)対ミルウォーキー・ブリュワーズ(3勝0敗): プレイオフ出場が充分にありえるナ・リーグ中地区のライバル対決だ。ブリュワーズはオフシーズン中にオフェンスを補強しており、新加入のクリスチャン・イエリチは3月31日(同4月1日)の試合で5安打を記録している。カーディナルズもオフェンスを補強しているが、投手力が課題となっている。まだシーズン序盤ではあるが、今シーズンの両チームの方向性が見えるカードとなる可能性がある。

原文: MLB wrap: Gerrit Cole excels in Astros debut; Jose Berrios hurls shutout
翻訳:Reo Onishi

Alec Brzezinski