ダイヤモンドバックスが乱打戦を制したナ・リーグのワイルドカード戦

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水曜日に行われたナショナル・リーグのワイルドカードゲームは、ホームのアリゾナ・ダイヤモンドバックスがコロラド・ロッキーズに11-8で勝利した。

2011年以来のポストシーズン進出となったダイヤモンドバックスはロサンゼルスに向かい、地区シリーズでドジャースと対戦する。

以下、ダイヤモンドバックスが勝利したワイルドカードゲームを3つのポイントから振り返ろう。

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1. 先発投手の苦難は続く

火曜日の夜、ヤンキース先発のルイス・セベリーノは早々に3点を失い、僅か1/3回で降板した。ツインズ先発のアービン・サンタナも、2回で4点を失った。

水曜日の夜もまた、同じような光景が見られた。ロッキーズ先発のジョン・グレイはわずか1 1/3回で7安打4失点と打ち込まれ、ダイヤモンドバックスのエース、ザック・グリンキーは3回まで好投するも、4回に一挙4失点。ポストシーズンでは自身最短となる3 2/3回でマウンドを降りた。

ダイヤモンドバックスはグリンキーの乱調を受け、地区シリーズ初戦の先発が予想されていたロビー・レイもマウンドに送った。レイは2 1/3回を投げ3奪三振、1失点。この日34球を投じたレイはおそらく、ドジャースとの地区シリーズ第3戦までは登板できないだろう。

2. ポール・ゴールドシュミットは眠らない

ナショナル・リーグMVP候補のゴールドシュミットは、レギュラーシーズン最後の5試合でノーヒットに終わるなど、シーズン終盤はスランプに陥っていた。この試合でグレイがゴールドシュミットに投じた初球は、オールスター常連選手に打って下さいと言わんばかりの高めの変化球だった。

ゴールドシュミットはグレイに対して過去11打数ノーヒットという相性の悪さを払拭し、レフトへの3ランホームランを放った。この一発は、チームを勝利へと導く導火線となった。

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3. 層の厚いラインナップを見せつけたダイヤモンドバックス

ゴールドシュミットの一発に加え、ロッキーズが反撃が見せる度、ダイヤモンドバックスはさらに得点を重ねた。オールスター後は不振に陥っていたジェイク・ラムは、4安打3得点の活躍を見せた。

トップバッターのデイビッド・ペラルタは3安打2得点、ケーテル・マルテは2本の三塁打を含む3安打1得点1打点をマークした。ダニエル・デスカルソは2四球に加え、3回には2ランホームランを放った。A.J.ポロックは1点差の8回に2点を追加する三塁打を放った。

ロッキーズは3回までに6点をリードされながらも果敢に反撃したが、この日はダイヤモンドバックスの猛攻が上回った。