タイガース監督のロン・ガーデンハイアーは月曜日、彼を退場に追い込んだ開幕戦のビデオ判定においてMLBが”間違い”を認めたと発表した。
しかし、MLBは追ってビデオ判定こそが正しかったとガーデンハイアー監督の主張を覆した。
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背景:10回裏、タイガースのニコラス・カステヤノスが捕手のタッチをかわしてホームインを決め、パイレーツにサヨナラ勝利したと思われた。しかし4分間のリプレー検証で一転、カステヤノスにアウトの判定が下された。ガーデンハイアーはビデオ判定に長時間がかかったこと、決定的な証拠がなかったことに怒りを表したが、あまりの剣幕に退場処分を言い渡された。その後、13回まで延長した末、パイレーツが勝利した。
ガーデンハイアー監督は月曜日、MLBがビデオ判定のプロセスに誤りがあったことを認めたと報道陣に伝えた。
「私たちは聞きたいことが聞けた」とMLive.comに対しガーデンハイアーは言った。「我々が思っていたことが、正しかったと認めてくれた。言った通りだった」。
ガーデンハイアーによると、タイガースのアル・アビラGMがMLBニューヨークオフィスからそのような知らせを受け取ったとのことだった。
「彼らの説明では、(カステヤノスが)タッチされたという決定的な証拠がなかったということだった」とガーデンハイアーは話した。「確かにタッチされたかもしれない。でも”タッチされたと思う”では事足りない。このようなシチュエーションでは確実な証拠が必要だ。”タッチするのが見える”じゃないと。”袖をタッチしているようだ”ではだめだ。決定的でなければいけない。タッチなんてされていなかったんだ。誤りがあった。ミスがあるのは仕方ない。でも、取り返しのつかないことだ」。
同じ月曜日、MLBはESPNでコメントを出した。その内容は、ビデオ判定こそが正しかったということだった。
「タイガースへ送った知らせの内容は、決定的な証拠に基いて正しいビデオ判定が下されたということだった。映像には、ランナーの右腕にタッチしているキャッチャーがはっきりと映し出されている」。
本来は制限時間2分のビデオ判定も、約4分かかった。このことに関して、ガーデンハイアーはフィールド上で勝利を喜んだことが一因だったとMLBから説明を受けたという。
ガーデンハイヤーはDetroit Newsに「ビデオ判定に時間がかかった理由として、グラウンド上で祝っていたからだと説明された。その時の審判はセーフだと言ったんだ。それでも勝利を祝わうなと言うのか?」と話した。
原文:MLB pushes back on Tigers’ claim of replay errors
翻訳:Go Watanabe