元MLB選手のホセ・カンセコが12月12日、セクハラに関する奇妙なツイートをしたことで、テレビ解説者の職を失うことになった。
カンセコはツイッターで「性的不品行に対して不満を述べるこれらの女性たちは、醜い男たちに対する差別主義者でしかない」などと発言。『NBC Sports California』はカンセコとの関係を絶ち、その発言から距離を置いている。
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その後も、カンセコは女性に叩かれ、性的嫌がらせをされるのが「ある種の刺激」などと6つのツイートを続けた。
これはすぐに大きな反響を呼び、1時間後にオークランド・アスレチックスはツイッターで「ミスター・カンセコの発言を知り、我々は失望した。ミスター・カンセコはアスレチックスの従業員ではなく、彼の発言は球団や我々の信頼あるパートナーたちの価値を反映するものではない」と声明を発表。
『San Francisco Chronicle』によると、『NBC Sports California』はMLB解説者との契約を通常1月に終えるが、2018年シーズンもスタジオの一員になるとみられていたカンセコが戻ることはないと明確にした。
『The Chronicle』は、『NBC Sports California』が声明で「ホセ・カンセコはもう従業員ではない」と発表したと伝えている。
「彼と我々の合意は2017年シーズン後に終了した。当然ながら我々は彼のコメントに同意しておらず、我々のネットワークやチームパートナーの価値を反映するものではない」。
カンセコは『The Chronicle』にメールで「冗談を笑って済ませられないなら、バカげている。本当に自分が言っていることには意味がないんだ。あれらのツイートはまったく意味を成さない」と主張している。
その後、カンセコは再びツイッターで発言。「どうしてみんな、自分が言うことをそんなに気にするんだ。自分はちゃんと支払いをしようとしているだけのシンプルな男だ」と、自身のツイートが大きな注目を集めたことへの不満を漏らした。
原文:Jose Canseco loses TV job after bizarre sexual harassment tweet storm(抄訳)
翻訳:Hiroaki Nakamura