ワールドシリーズ第4戦を終え、ロサンゼルス・ドジャースおよびヒューストン・アストロズ両チームの投手とコーチは、ワールドシリーズで使っているボールがレギュラーシーズンのボールに比べ滑りやすいと述べている。
彼らはスポーツ・イラストレイテッド誌に対し、ボールの皮に違いがあり、特にスライダーを投げるのが難しくなっていると語ったという。
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第4戦は両チームともに素晴らしいピッチングを見せていたものの、アストロズ投手コーチのブレント・ストロームは「誰でも違いが判る。誰でもそう感じるはずだ。全く理解できないね」と語った。
MLBシニアバイスプレジデント、ピーター・ウッドフォークによると、ワールドシリーズのボールはメーカーでテストを受け、レギュラーシーズンのボールと同じ素材で作られているのだという。レギュラーシーズンではブルーのインクが使われているのに対し、「違いはボールにある金のスタンプだけだ」とも述べている。
ドジャースの投手コーチ、リック・ハニカットは第3戦の先発ダルビッシュ有もこの違いに気づいていたという。彼は14球のスライダーを投げ空振りは0だった。今季34回の登板で初めてのことだ。
「彼は私にボールが滑りやすく、そのせいでスライダーが投げにくいと話してくれた。彼はいつものようにスライダーを投げられなかったのだ」ハニカットは述べた。
アストロズのピッチャー、ジャスティン・バーランダーも同様のことを言っていた。「スライダーを投げる時に気づいていた。いつもと一緒だと感じなかった。ジョク・ピーダーソンに打たれたホームランは、スライダーだった」
原文:Astros, Dodgers say World Series ball slicker than regular-season ball