歴代新記録を打ち立てたホームランがどんな感じか、見てみたいかい?
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— #Statcast (@statcast) 2018年9月6日
One AB after he went 459 feet to the concourse, @Tstory2 made history. This 505-FOOT HR by the @Rockies SS is now the longest HR #statcast has tracked since the technology debuted in 2015! pic.twitter.com/D3v6yQsk9W
これは本当に起きたことなんだ……コンコースに飛距離459フィートのホームランを放った次の打席で、トレバー・ストーリーは歴史を作った。コロラド・ロッキーズ遊撃手の彼が放った飛距離505フィートの一発は、スタットキャストが2015年に登場して以降に記録された、最長飛距離のホームランだった。
ワオ。そしてワオ。そして……ワオ。
以下、トレバー・ストーリーが新記録の一発を含む3本塁打を放った5日の夜について、全てを話そう。
まず、彼が初回に放った最初の一発は、地面に倒れ込むほど豪快なスウィングによってもたらされた。飛距離は「たったの」459フィート(約140メートル)。クアーズ・フィールドのレフトスタンド後方、コンコースに飛び込んだ。
「1本目は少しばかり特殊だった」ロッキーズ公式サイトによると、ストーリーはそう言った。「あんな風に倒れ込んでホームランを打ったことはなかった。もちろん、空振りならある。2ストライクと追い込まれていたから、ホームランは狙っていなかった。ただ、強い打球を打とうと思っていた。僕は(エイドリアン・)ベルトレを見て育ったけど、まさに彼がよくやるようなスウィングだったよね。まあ、僕のは彼ほどスムーズではなかったけどね。ちょっと恥ずかしかったけど、あれは特別だったよ」。
飛距離505フィート(約154メートル)を記録した彼の2発目は、レフトスタンドのコンコースに着弾して跳ね上がった。MLBがスタットキャストで打球の飛距離を測り始めて以降では最長、そしてロッキーズ史上最長の一発でもあった。
「最高だったよ」ソフトな口調で話すストーリーは、その一発についてそう言った。「たくさんの特大ホームランがあって、たくさんのパワーを持った打者たちがいるんだから」。
これまでの最長距離保持者は、ジャンカルロ・スタントンだった。マイアミ・マーリンズ在籍時の2016年、デンバーの薄い空気の中で504フィートの一発を放った。マイケル・A・テイラーが2015年に記録した493フィート(スタットキャスト史上5位タイ)の一発も、やはりクアーズ・フィールドで放たれたものだった。
2015年以降の長距離ホームラントップ10
1.トレバー・ストーリー(505フィート、2018年9月5日、クアーズ・フィールド)
2.ジャンカルロ・スタントン(504フィート、2016年8月6日、クアーズ・フィールド)
3.アーロン・ジャッジ(495フィート、2017年6月11日、ヤンキー・スタジアム)
3.クリス・ブライアント(495フィート、2015年9月6日、リグレー・フィールド)
5.ゲイリー・サンチェス(493フィート、2017年8月22日、コメリカ・パーク)
5.ネルソン・クルーズ(493フィート、2016年9月24日、ターゲット・フィールド)
5.マイケル・A・テイラー(493フィート、2015年8月20日、クアーズ・フィールド)
8.ノマー・マザーラ(491フィート、2016年5月25日、グローブライフ・パーク)
9.ジョーイ・ギャロ(490フィート、2017年9月17日、エンゼル・スタジアム)
10.フランチー・コルデロ(489フィート、2018年4月20日、チェイス・フィールド)
ストーリーが4回に放った新記録の一発は、サンフランシスコ・ジャイアンツの先発投手アンドリュー・スアレスが1ボール1ストライクから投じた時速92マイルのフォーシームを叩いた。打球の初速は時速111.9マイル、打球角度は28度だった。
「500フィート近く行ったな、と思ったね」ロッキーズのベテラン、カルロス・ゴンザレスはそう語る。彼は2年前、スタントンが放った特大の一発も目撃している。「打球が飛んだ瞬間、僕は『オーマイゴッド、スコアボート直撃だ。駐車場に停めてある俺のランボルギーニ直撃かも』と思ったね。あれはすごかった」。
ストーリーが放った3本塁打の合計飛距離は1380フィートで、フットボールのフィールド4.5つ分以上もある。3本塁打の合計飛距離としては、2015年7月25日にアレックス・ロドリゲスが記録した1324フィートを越えて歴代トップとなった。
「すごかった」ロッキーズのバド・ブラック監督も唸った。「何て素晴らしいスウィングだったか。トレブは彼の仕事をやってのけた。完璧なまでに。第一に、ヒットを打つことは難しい。そして、ホームランを打つことも難しい。素晴らしい夜だった」。
この日はストーリーにとって今季5度目の2本塁打以上を放った試合だが、ここ3日間で2度目だ。
「僕は『OK、マイガイ(ストーリー)は今日調子が良いから、ストライクを放るなよ』という感じだったよ」ゴンザレスは言った。「でも相手投手は、ストライクを投げ続けた」。
ストーリーは月曜日のシリーズ初戦でも、ジャイアンツのエース、マディソン・バムガーナーから2本塁打を放っている。
トリビア:505フィートの一発は、他に特筆すべき点もある。ストーリーはこの一発で、シーズン30本塁打&25盗塁をクリアした史上5人目の遊撃手となった。2008年にハンリー・ラミレスがマーリンズで達成して以来となる。
そして何より、ストーリーの大活躍によってロッキーズはプレーオフ進出に近付いた。この日、5-2でジャイアンツを下したロッキーズはシリーズ全勝して77勝62敗。2位のロサンゼルス・ドジャースに1.5ゲーム差をつけている。アリゾナ・ダイヤモンドバックスとは2ゲーム差だ。
原文:The whole story of Trevor Story's Statcast-blasting night
翻訳:Muneharu Uchino
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