ジョー・ジラルディ監督はクリーブランド・インディアンスに2連敗してから、ニューヨーク・ヤンキースをアメリカン・リーグ地区シリーズ勝利に導いた。彼はヒューストン・アストロズ相手に、さらなる下克上を狙う。
ジラルディは木曜日、アストロズへのリスペクトを語り、彼らの選手層の厚さ、多様性について言及した。
「攻撃面ではとてつもなく多才だ」ジラルディはアストロズについて語った。「大量の得点を奪い、しかし多くの空振りをしないチームだ。彼らは完璧なラインナップだと思う。走塁面でもアグレッシブだから注意が必要だ。ホームランも打てるが、様々な攻撃を仕掛けてくる。だから慎重に投げなければいけない」
中でもホゼ・アルトゥーベは別格であり、ジラルディは彼を脅威と見なしている。
「彼は素晴らしい選手であり、ここ何年もそうだ」ジラルディは言った。「疑いの余地なく、彼は正しい方法で、とてもハードにプレーする。年間200安打を打つだけでなく、ホームラン、二塁打も打て、あらゆることで得点を生み出す男だ」
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金曜日の第1戦、ヤンキースは田中将大が先発する。彼はインディアンスとの地区シリーズ第3戦で、7回無失点7奪三振と快投した。
「私は彼をとても信頼している」ジラルディは田中について言った。「彼の最近のピッチングを見れば、シリーズで2度彼を先発させることを考えるだろう。もし(田中の登板を)第3戦まで待つとなると、彼が2度投げられるかどうかわからない。次の先発は第7戦になってしまうからね。彼をホームで1試合先発させる方法のひとつは、第1戦と第5戦に投げさせることだ。だから我々はそうすることを選んだ。彼がこの前の登板で成し遂げたことを我々は気に入っている」
ヤンキースのクローザー、アロルディス・チャップマンはレギュラーシーズン中、不振に陥り、一時はクローザーの役割を外れもした。インディアンスとの地区シリーズで、彼は本来の姿に戻り、ジラルディは彼の好調が継続することを期待している。
「ただ良い流れが来たのだと思う」ジラルディは言った。「本当にそう思うんだ。私たちは彼のメカニックスをはじめ、色々な部分を見てきた。その中で見えたひとつのことは、彼が苦しんでいるときでさえも、彼のコンタクト率(バットにボールを当てられる確立)は極めて低かったということだ。彼は良い当たりを打ち込まれたわけではなかった。ホームランを打たれることもあったが、不運な打球もあったし、盗塁に苦しむこともあった」
「だから私は、単に彼にとって元通りの状況に戻っただけだと思うし、普段彼に起こることが起こった。運が少しばかり上向いたのさ。それによって彼は圧倒的な存在になり、そうあり続けて欲しいと思っている。私は彼を2イニング使わなければならなかったが、彼は結果を出した。明日の彼はどのような状態か、見てみなければならないね」