ジョー・ジラルディは、2017年のア・リーグ優勝決定シリーズでニューヨーク・ヤンキースの第7戦を指揮した。しかしその後すぐピンストライプに身を包むキャリアを終わらせた。
ジラルディは2008年から2017年の10シーズンの間、ヤンキースを指揮してきた。2009年には努力が報われ、チャンピオンリングを手にした。
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これから始まるヤンキースの騒がしいオフシーズンの始まりとして、次の監督を検討してみたい。ボンバーズとも呼ばれるヤンキースが検討しているであろう候補者を紹介していこう。
ウィリー・ランドルフ
ランドルフはミルウォーキー・ブリュワーズでベンチコーチを務めた2011年以降、MLBのベンチから離れている。ニューヨーク・メッツでの2005年から2008年の間は良くも悪くも有名だ。2008年のシーズン途中で解任されるまで、地区優勝1回という結果だった。
メッツの仕事を終えたのはほぼ10年前のことだが、それ以降未だに監督としてのポジションに復帰することがなかったことは興味深い。
ランドルフは監督としての優勝記録を持ち、メッツでの3シーズンは勝率5割を超えている。そして選手としてコーチとして、春季キャンプでも存在感を示しており、ヤンキースと深いつながりを持つ。
さらに、彼は根強いファンを持っており、これはニューヨークではいつでも重要なことだ。就任要請は妥当なものかもしれない。
トニー・ペーニャ
ペーニャは2006年以降2人のジョー(ジラルディとトーレ)の下で様々な役割を担ってきた。彼は現在、ボンバーズと呼ばれるホームランバッターたちを指導する一塁コーチだ。しかしベンチコーチとしての役割も持ち、控室でも選手たちに人気がある。
彼は2000年代前半、カンザスシティ・ロイヤルズで監督を務めていた。誰もロイヤルズに注目していなかったことを思い出してほしい。その際の彼のチームは勝率.410を記録した。2013年にジョン・ファレルを迎える前のレッドソックスを含み、開幕の監督インタビューを受けている。
素晴らしいわけではないが、控室で現在気性の激しい選手たちを穏やかにしたいのであれば(そしてそれを熟知している)、ペーニャはちょうどよいだろう。
ドン・マッティングリー
マイアミ・マーリンズのオーナーが新しくなったことで、マッティングリーは元ヤンキースのチームメートであり現マーリンズのオーナー、デレク・ジーターから解雇を言い渡されるかもしれない。
マッティングリーはロサンゼルスでもねじ込まれるような形で監督に就任し、ストレスの高い選手たちのために働いた。3年連続地区優勝し、シーズンそれぞれで90勝以上を挙げていた。監督としてかじ取りはマッティングリーの肩にかかることになるかもしれない。しかし球団の状態が明らかに悪い中での勝利は、印象に残るものになる。
マイアミでは、才能ある登録選手を誇る一方で、マッティングリーは過去2シーズンで予想を下回る成績だった。投手は不振であり再び、彼がこの状況の犠牲となっているマーリンズの未来は確かなものではない。
今後数週の間にマッティングリーが解雇されれば、ヤンキースが会見を設定するかどうか興味深い。
ケヴィン・ロング
ロングは2009年のリーグ優勝決定シリーズ期間中に打撃コーチに就任し、同じ町を本拠地とするメッツの打撃コーチの候補として選ばれた。
ロングには監督の経験はないのが気になるが、ヤンキースでの8シーズンの打撃コーチとして、またメッツでの過去3年間のベンチでの采配に対する評価が高いようだ。
ブライアン・キャッシュマンがベンチを「熟知している」人物を求めていると、ジョエル・シャーマンは報じている。
ミッキー・キャロウェイがメッツの監督に就任したことで、自身のスタッフとして採用したいと考えるかもしれない。ロングは意外にも早く、新たな仕事を見つけるかもしれない。
アレックス・ロドリゲス
Oh boy.
Aロッドが素晴らしい野球に対する心を持っていることは確かだ。彼が選手たちとの特別なつながりを持っていることも明らかだ。彼が(ガールフレンドのジェニファー・ロペスとともに)シーズン中盤、苦戦していた若手選手ゲイリー・サンチェスのためにしたことを見てほしい。
ロドリゲスは引退して若手選手たちにプレーの機会を譲り、スポットライトを向けるという決断をしている。彼のヤンキースでのキャリアを考えると、監督というポジションに必要な判断を持ち、組織に十分な信用を築いていけるだろう。
賭けになのかもしれないが、魅力的な賭けになるだろう。Aロッドは彼の個性にぴったりと合う(ように思える)テレビ番組での仕事に慣れてきたようだ。
しかし少しの間だけ、ヤンキースの監督としてのAロッドを想像してほしい。
この先もずっと、ニューヨークの各紙に彼の監督就任についての話題を提供していくことになるだろう。
他の候補者
—少なくともジョエル・シャーマンによると、ヤンキースが チーム内で独創的な考え方をする人物を求めているならば、ヤンキース傘下A級監督のジョシュ・ポールを検討することになるだろう。
—チームの若手主力選手たちとの関係性を考慮に入れると、ヤンキース傘下AAA級チームの監督アル・ペドリクも考慮に入るかもしれない。納得の人選だ。
— 以前ヤンキースの名選手だったラウル・イバニェスは次の監督候補と考えられている。
原文:Five candidates who could replace Joe Girardi as Yankees manager