コーラ監督、大統領表敬訪問せず「まだホワイトハウスで祝う気になれない」

Sporting News Japan Staff

コーラ監督、大統領表敬訪問せず「まだホワイトハウスで祝う気になれない」 image

ハリケーンに襲われた故郷プエルトリコを憂慮

現地5日、ボストン・レッドソックスのアレックス・コーラ監督が、ホワイトハウスへの表敬訪問をしない意向を示した。

プエルトリコ出身のコーラ監督は、2018年に同地を襲ったハリケーンに対するトランプ大統領の発言をかねてより批判していた。昨シーズンのワールドシリーズを制したレッドソックスがホワイトハウスからの招待を受けると発表した後も、コーラ監督が同行するかどうかについては報道が二転三転していた。

コーラ監督はプエルトリコのニュースサイト『エル・ヌーヴォ・ディア』に対し、「私はこの冬、故郷で多くの時間を過ごしました。残念ながら、(プエルトリコは)まだ苦しい状況にあります。約1年前にハリケーン“マリア”に襲われてから、いまだに生活必需品も電気もない人がいます。多くの家屋や学校は今も荒れ果てているのです」と故郷の現状を憂いた。

そして「米国政府も手を差し伸べてくれていますが、まだ復興への道のりは長く、それが現実です。私はこれまで、故郷の状況を皆さんに知ってもらうため、あらゆる機会を利用して声をあげてきました。今回、表敬訪問を見送ることも、その一貫です。今はまだ、ホワイトハウスで祝う気になれません」とその理由を語った。

プロスポーツリーグの覇者がホワイトハウスに訪問することは米国での慣習となっているが、ドナルド・トランプ大統領就任後は様子が一変。NBAのゴールデンステイト・ウォリアーズが2017、18年と2年連続で訪問を拒否、NFLのフィラデルフィア・イーグルスは18年に大統領との確執が原因で招待を取り消されるなど、スポーツ界で優勝者が出る度にその訪問の有無が取り沙汰されている。

今回のレッドソックスの訪問では、コーラ監督の他にもムーキー・ベッツ、デビッド・プライスなど11人の選手が同行しない意向を示している。

当初、レッドソックスの表敬訪問は2月に予定されていたが、その時期はトランプ大統領が推し進める国境の壁建設を拒否する動きに合わせ、何万人もの連邦政府の職員に給与が支払われないという事態に陥っており、この状況を憂慮したチームは訪問の日程を5月に延期していた。

▶MLBを観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう


■【オリンピック特集】ファン必見!注目記事・動画まとめ

hanyu1

【動画】羽生結弦、平昌五輪FSの“王者の輝き”をもう一度

hanyu2

【動画】羽生に贈られるプーさんはその後どうなる?

uno

【動画】宇野昌磨、平昌五輪FSの感動を振り返ろう!

7人制ラグビー日本代表が東京五輪への出場権を獲得

【動画】いざ東京へ!!陸上男子日本代表、リオ五輪4×100mリレー決勝

※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

【DAZN関連記事】
【2019年版】DAZNの最新取扱説明書はこちらへ
DAZNの料金体系|月々に支払う料金はいくら?
DAZNを使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
● DAZNをテレビで視聴する方法って?|大画面でスポーツ観戦を!
【簡単!】DAZNの解約・退会・再加入(一時停止)の方法を解説
「※」は提携サイト『Goal』の記事です

Sporting News Japan Staff

Sporting News Japan Staff Photo

日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。