「ガンマン」の異名を持つメジャーリーグ元GM、癌のため56歳で他界

Marc Lancaster

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サンディエゴ・パドレスとアリゾナ・ダイヤモンドバックス、ふたつのチームで長くエグゼクティブを務めたケビン・タワーズ氏が、癌のため56歳で他界した。

タワーズ氏は2016年12月、甲状腺癌を患った。昨年のワールドシリーズにて、ヒューストン・アストロズのAJ・ヒンチ監督が"Stand Up to Cancer"(癌患者支援のキャンペーン)でタワーズ氏を表彰するまで、彼の病状は公にはなっていなかった。

 

 

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タワーズ氏は1996年から2009年までパドレス、10年から14年までダイヤモンドバックスでGMを務めた。パドレスでは4度プレーオフに進出し、98年にはニューヨーク・ヤンキースとワールドシリーズを戦った。ダイヤモンドバックスでは最初の2年で、チームを最下位から地区優勝へと導いた。

タワーズ氏の野球界でのキャリアは、パドレスのマイナーリーグで投手をしていた頃に始まったが、メジャーに上がることはなかった。彼はマイナーリーグのコーチ、スカウトとして組織で働き、最終的にGMまで上り詰めた。

"Gunslinger"(ガンマン)の異名を持つタワーズ氏は、常にライバルチームとの積極的なトレードに動き、球界屈指のエグゼクティブとしての地位を築き上げた。

「彼の存在は私にとって大きい。彼は長年に渡り、多くの人々に影響を与えている」ヒンチ監督は昨年10月、タワーズ氏について語った。「彼は野球における全てを実戦した。私は"Stand Up to Cancer"にて、功績ある野球人を紹介したかった。私たちはただ、KT(タワーズ氏)が回復することを願っている」

 

 

原文:Former Padres, Diamondbacks GM Kevin Towers dies at 56

翻訳:Muneharu Uchino

Marc Lancaster

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Marc Lancaster joined The Sporting News in 2022 after working closely with TSN for five years as an editor for the company now known as Stats Perform. He previously worked as an editor at The Washington Times, AOL’s FanHouse.com and the old CNNSportsIllustrated.com, and as a beat writer covering the Tampa Bay Rays, Cincinnati Reds, and University of Georgia football and women’s basketball. A Georgia graduate, he has been a Baseball Hall of Fame voter since 2013.