サンディエゴ・パドレスとアリゾナ・ダイヤモンドバックス、ふたつのチームで長くエグゼクティブを務めたケビン・タワーズ氏が、癌のため56歳で他界した。
タワーズ氏は2016年12月、甲状腺癌を患った。昨年のワールドシリーズにて、ヒューストン・アストロズのAJ・ヒンチ監督が"Stand Up to Cancer"(癌患者支援のキャンペーン)でタワーズ氏を表彰するまで、彼の病状は公にはなっていなかった。
Kevin Towers, longtime exec and GM of Padres (1995-2009) and D-backs (2010-14), passes away at the age of 56. https://t.co/90CDLK7ecx pic.twitter.com/0s7BFoqPtS
— MLB (@MLB) 2018年1月30日
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タワーズ氏は1996年から2009年までパドレス、10年から14年までダイヤモンドバックスでGMを務めた。パドレスでは4度プレーオフに進出し、98年にはニューヨーク・ヤンキースとワールドシリーズを戦った。ダイヤモンドバックスでは最初の2年で、チームを最下位から地区優勝へと導いた。
タワーズ氏の野球界でのキャリアは、パドレスのマイナーリーグで投手をしていた頃に始まったが、メジャーに上がることはなかった。彼はマイナーリーグのコーチ、スカウトとして組織で働き、最終的にGMまで上り詰めた。
"Gunslinger"(ガンマン)の異名を持つタワーズ氏は、常にライバルチームとの積極的なトレードに動き、球界屈指のエグゼクティブとしての地位を築き上げた。
「彼の存在は私にとって大きい。彼は長年に渡り、多くの人々に影響を与えている」ヒンチ監督は昨年10月、タワーズ氏について語った。「彼は野球における全てを実戦した。私は"Stand Up to Cancer"にて、功績ある野球人を紹介したかった。私たちはただ、KT(タワーズ氏)が回復することを願っている」
Statement from Padres Executive Chairman Ron Fowler and General Partner Peter Seidler on the passing of Kevin Towers: pic.twitter.com/NsKTnHyE47
— San Diego Padres (@Padres) 2018年1月30日
原文:Former Padres, Diamondbacks GM Kevin Towers dies at 56
翻訳:Muneharu Uchino