エンゼルス大谷翔平2021年ホームランダービー出場が決定。MLBに新たな歴史を刻む

Jacob Camenker

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MLB2021年シーズンここまでの最大の話題の1つは大谷翔平である。そして大谷はスポーツ界最大の舞台の1つに立つことも決まった。

コロラドのクアーズ・フィールドで行われる2021年ホームランダービーに出場することを、大谷本人が表明したのだ。MLBの試合に投手として出場し、かつホームランダービーに出場する史上初の選手となる。

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この発表は大谷の公式インスタグラムに公開された動画形式で行われた。

大谷は現在のところオールスター投票でアメリカン・リーグDH部門のトップに立っている。その大谷がホームランダービーに出場すること自体は、何ら驚くにはあたらない。エンゼルスのジョー・マドン監督も出場するかどうかを大谷の判断に委ねている。

「私はそのことに反対はしないよ。ただ私はホームランダービーを好きではない。あれは長すぎる。延々とスイングし続けなくてはならない。消耗するに決まっている。だが、これは大谷本人がどう感じるのかを尋ねてみたいと思っている。大谷は正直に答えてくれるだろう。これは強制するべきことでも、禁止することでもないと考えている」と、マドンは地元紙『オレンジカウンティー・レジスター』のジェフ・フレッチャー記者に語っていた。

大谷はホームランダービーに出場する史上7人目のエンゼルス選手となる。他の6人はウォーリー・ジョイナー、トロイ・グロース、ギャレット・アンダーソン、ブラディミール・ゲレーロ、マーク・トランボ、そしてアルバート・プホルスだ。アンダーソンとゲレーロはそれぞれ2003年と2004年に優勝した。ジョイナーは1987年にトップタイだった。

今シーズンここまで、大谷は19本のホームランを放ち、MLB全体で3位の位置にある。大谷を上回っているのはブラディミール・ゲレーロ・ジュニアとフェルナンド・タティス・ジュニアだけで、この2人はともに22本でトップに並んでいる。

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大谷がクアーズ・フィールドで一体何本のホームランを打つかを想像するだけでワクワクする。デンバーの薄い空気は大谷の打球距離をさらに伸ばしてもくれるだろう。

大谷と競い合う相手が誰になるのかという疑問がまだ残っている。スポーツ専門サイト『The Athletic』のケイトリン・マクグラス記者によれば、ゲレーロはオファーがあればホームランダービーに出場することに前向きのようだ。

ゲレーロは新人だった2019年にホームランダービーで準優勝している。決勝ラウンドでピート・アロンソに23-22で敗れた。だが、イベント全体を通して、ゲレーロは史上最多となる合計91本のホームランを記録した。

大谷とゲレーロ・ジュニアの対決が実現すれば、それは夢のようだ。この2人こそが野球界を代表する若きスターだからだ。昨年、このイベントは新型コロナウイルスの影響で中止になった。その1年後にこの2人の参加が実現することを望むばかりだ。

どちらにしても、大谷がこの舞台に登場すること自体が良いスタートだ。大谷がどのようなパフォーマンスを見せるかに注目したい。

(翻訳:角谷剛)

Jacob Camenker

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Jacob Camenker first joined The Sporting News as a fantasy football intern in 2018 after his graduation from UMass. He became a full-time employee with TSN in 2021 and now serves as a senior content producer with a particular focus on the NFL. Jacob worked at NBC Sports Boston as a content producer from 2019 to 2021. He is an avid fan of the NFL Draft and ranked 10th in FantasyPros’ Mock Draft Accuracy metric in both 2021 and 2022.