イチローの前所属球団、「ここはイギリス領だ」と主張し裁判回避?

Gabe Fernandez

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マイアミ・マーリンズの試合は面白くないが、フロントオフィスによる喜劇のような動向は、野球ファンを楽しませるのに十分だ。

マーリンズの最近の動向は、MLBで一番の嘲笑の的となっている。マイアミ・ヘラルド紙によれば、マーリンズはイギリス領ヴァージン諸島の企業市民であると主張することで、マイアミでの裁判を避けようとしている。

これは、マイアミのデイド郡から、前オーナーのジェフリー・ローリア氏と現在のオーナーたちが不当な利益配分によって訴えられたことへの対抗措置だ。 

2009年当時、ローリア氏が所有していたマーリンズは、10年以内に球団が売却された場合、その利益の5%をデイド郡に支払うことに同意していた。2017年に球団が12億ドルで売却された時、ローリア氏は1億4千万ドルの含み損を計上することで、郡への支払い義務がないと主張した。郡はこの主張を認めず、ローリア氏と現在のマーリンズの投資グループを訴えたのだ。 

マイアミ・ヘラルド紙のレポートによると、予審で不利な判決を下したマイアミ、デイド郡の1人の裁判官を避けるために、マーリンズはこの対抗措置を取ったようだ。国際市民権の請求は、訴訟の管轄が州ではなく連邦レベルに変更される。 

ヘラルド紙によると、マーリンズはこの件に対するコメントを拒否したようだ。

原文:Marlins owners claim team is from British Virgin Islands to avoid court in Miami
翻訳:Atsuko Sawada

Gabe Fernandez