木曜日のアメリカンリーグ地区シリーズ第1戦、ヒューストン・アストロズはボストン・レッドソックスに8-2で勝利した。
ジャスティン・バーランダーとクリス・セールのエース対決となったこの試合、主役を奪ったのはホセ・アルテューベを筆頭とするアストロズの攻撃陣だった。
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1. ジャッジを2本超えたアルテューベ
アルテューベはア・リーグMVP有力候補2人のうちの1人だ。彼は今シーズン、打率.346(メジャー1位)、204安打(同2位)、WAR7.56(同4位)、112得点(同6位)、OPS.957(9位)をマークした。ときにヤンキースのルーキー、アーロン・ジャッジの影に隠れてしまうものの、彼は今年最も優れた選手といえるだろう。
アルテューベはこの試合、4打数で3本のソロホームランを放ち、MLB史上初めてポストシーズン開幕戦で3本塁打を記録した打者となった。
ポストシーズンで3本塁打を記録した選手は、アルテューベが史上9人目。3本塁打を2度以上記録しているのは、ベーブ・ルースだけだ。
2. クリス・セールを打ち砕いたアストロズ打線
アストロズのA.J.ヒンチ監督は、今季サイヤング賞候補のクリス・セールに対して、いくつかの目標を設定していた。ひとつは、試合の序盤から彼に畳み掛けることで、アストロズ打線はまさにそれを実行した。
初回、アレックス・ブレグマンがレフトへ先制ホームランを放つと、アルテューベも左中間への一発で続いた。
セールが今シーズン、初回に打たれた本塁打はわずか1本。しかし木曜日、彼は初回に2本の一発を許し、最終的には6回途中9安打7失点、1四球6奪三振という内容で夜を終えた。
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3. エドゥアルド・ヌニェスの不在をカバーしたハンリー・ラミレス
エドゥアルド・ヌニェスはこの試合、スラッガーのハンリー・ラミレスに代わって指名打者として先発した。バーランダーに対して通算18打数6安打という相性の良さを買われてのことだ。
しかし、ヌニェスのプレー時間は短かった。わずか1球で、三塁ベースにゴロを放ち、すぐに試合を退いた。足を引きずって一塁に向かいながら、明らかな痛みと共にグラウンドに崩れ落ち、彼はフィールドの外に運ばれた。レッドソックスによると、今年初めに煩ったヒザの故障を再発させたようだ。彼に代わって、ラミレスが試合に出場した。
ラミレスは、ヌニェス退場の影響を小さくした。バーランダーに対して最初の打席で二塁打、次の打席でもシングルヒットを放った。彼は今シリーズ、残りの試合を指名打者で出場することになるだろう。第1戦のような活躍が続くならば、悪いことではない。
最もレッドソックスは、決断を下さなければならない。彼らはヌニェスをプレーオフのロースターから外すことができるが、もしそうした場合、ヌニェスはリーグ優勝決定シリーズにも出場できなくなる。
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— Houston Astros (@astros) 2017年10月5日