ア・リーグ地区シリーズ第5戦、ヤンキースが3連勝でリーグ優勝決定シリーズ進出

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水曜日、ニューヨーク・ヤンキースは敵地でクリーブランド・インディアンスを5-2で下し、ア・リーグ地区シリーズに勝利した。

ブレット・ガードナーは3-2の9回に相手クローザー、コディ・アレンの12球目を叩き、2点を追加するシングルヒットを放った。インディアンスは9回に2つのエラーを犯すなど、この試合で3エラーを喫し、ずさんなプレーでポストシーズン敗退が決まった。

ヤンキースは前年のリーグ王者相手にシリーズ最初の2戦を落としたが、それから3連勝した。インディアンスは2018年シーズンを、70年間ワールドチャンピオンの経験なしで迎える。インディアンスは、2001年のオークランド・アスレティックス以来となる、シーズン100勝しながら地区シリーズで2連勝の後に敗退した最初のチームとなった(2001年のアスレティックスもヤンキースに敗れた)。

以下、3つのポイントからこの試合を振り返ろう。

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1. 時計の針を戻したCC・サバシア

2007年にサイヤング賞を受賞したときの姿をいくばくか取り戻したサバシアは、ポストシーズンで5回未満で9奪三振以上を記録した最初の投手になった。

自身がドラフトされたクリーブランドでの先発となったサバシアは、4 1/3回を投げて9奪三振、2失点という内容だった。4回まではあらゆる緩い球を効果的に使ったが、5回に2点を失うと交代を告げられた。それでもサバシアは、このポストシーズンを勝ち進むにあたり重要な先発投手となり得ることを証明した。

2. クルーバーはサイヤング賞を取るかもしれないが、コマンドを失うタイミングを間違えた

コリー・クルーバーは9月、43イニングを投げて僅か4失点、50奪三振という内容だった。しかし、今季サイヤング賞の最有力候補である彼はこのポストシーズン、6 1/3回で9点を失った。クルーバーは2度の先発でいずれも序盤に打ち込まれ、インディアンスは苦しい展開を強いられた。

ヤンキースは今シリーズ、クルーバーのカーブを2本ホームランにした。クルーバーが今季レギュラーシーズンでカーブをホームランにされたのは僅か2本だ。

3. 好調のグレゴリウスと、苦戦するジャッジ

ディディ・グレゴリウスは試合序盤にクルーバーから2本のホームランを放った。彼はミネソタ・ツインズとのワイルドカードゲームでの一発を放っている。この勝負強い内野手は、今日の試合前まで今シリーズ13打数1安打だったが、今日はシングルヒットも放って4打数3安打、3打点2得点を記録した。

グレゴリウスの好調がヤンキースファンを喜ばせている一方で、ジャッジの不振はニューヨークの誰をも不安にさせているだろう。ジャッジはレギュラーシーズンでも多くの三振を喫したが、今シリーズはポストシーズン新記録となる16三振。今日は5打数ノーヒット、4三振に終わった。