ア・リーグ地区シリーズ第3戦、崖っぷちのレッドソックスがアストロズに勝利

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レッドソックスの地区シリーズはまだ終わったわけではない。

ア・リーグ地区シリーズ第1戦、第2戦に敗れたレッドソックスは、日曜に本拠地で開催された第3戦で、初回の3失点から巻き返しアストロズを下した。

まだアストロズが2勝1敗と先行しているものの、レッドソックスはホームでの戦いとなる次戦でさらなる巻き返しが見込まれる。

レッドソックスの望みをつないだ勝利には3つのポイントがあった。

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1. デビッド・プライス、ポストシーズンでの活躍

レッドソックスの先発ダグ・フィスターは2回3失点でマウンドを降りた。ジョー・ケリーが2回途中から登板して3回を投げ、その後デビッド・プライスに交代した。

プライスは、ポストシーズン通算で防御率5.32、2勝8敗。ピンチの際の彼の評判は良いものではなかった。しかしプライスは日曜、リリーフとして4回無失点4奪三振の好投を見せ、レッドソックスは敗退を免れた。

1999年のペドロ・マルティネス以来初となる、ポストシーズンにリリーフとして4回以上を投げた投手となったプライスは、今回のポストシーズンで6 2/3回を投げて無失点。過去4度のプレーオフとは、先発として防御率6.28を記録している。


2. ハンリー・ラミレスの打棒が爆発

第1戦はスタメンから外れ、第2戦を無安打で終えたラミレスはこの日、二塁打を含む4安打3打点2得点を記録し、レッドソックス打線における最も危険な打者のひとりであることを知らしめた。

ラミレスの安定感に欠くものの、レッドソックスの選手としては史上3人目となるポストシーズンでの4打席4安打を記録し、自身の価値を証明した。あとの2人は、1986年のリッチ・ゲドマンとスパイク・オーウェンである。

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3. 先発ローテーションに懸念を残したアストロズ

ジャスティン・バーランダーとダラス・カイケルによって、シリーズ最初の2戦は好調な滑り出しとなった。この2戦の快勝は驚くべきことではなかったが、第3戦はアストロズの先発ローテーションに関していくつかの懸念を残した。

レギュラーシーズンでは13勝2敗、防御率3.00だったブラッド・ピーコックが、ポストシーズンの第3戦で登板した。29歳のピーコックは初回を3-0とリードして迎えたものの、その後の2 2/3回で6安打3失点と打ち込まれた。

ピーコックに続き、アストロズはオールスター戦以降は調子の上がっていないチャーリー・モートンとランス・マッカラーズを登板させた。アストロズが今ポストシーズンを勝ち進むためには、バーランダーとカイケルの好調にあやかる必要があるかもしれない。