アスレチックス選手陣、観客動員数不振に「もっと球場まで足を運んで」

Tom Gatto

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野球評論家たちは、今シーズンのオークランド・アスレチックスは平凡、またはそれ以下になると予想していた。だが、同チームはその予想に反してプレーオフ出場権をかけた争いを続けている。この予期せぬ成功はオークランドを大盛況にさせるはずだった。特に対岸に本拠地を置くサンフランシスコ・ジャイアンツとの一戦は大入りが予想された。だが実際には、いたって普段通りだ。

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今のところ大盛況とはなっていない。オークランド・コロシアムの観客動員数は低いままだ。――アスレチックスの動員数は開幕戦から今月14日までで平均18,409人、ア・リーグ15チーム中14位。

数名の主力選手もこの事を理解している。

今月13日、重要なア・リーグ西地区の球団との連戦の第一戦にてマリナーズを打ち破った後、三塁手のマット・チャップマンはそのことについて率直に語った。

「僕たちの試合は見ていて面白い。ファンの人たちが球場まで足を運んで僕たちを応援してくれることを心から望んでいる。そうなれば最高だよ」。彼は試合後のインタビューでそう話した。

一塁手マット・オルソンと左腕ショーン・マネイア(13日の勝利投手)も試合後にツイッター上でこの思いに賛同した。

今月14日、チャップマンはこの主張を更に強めた。

「僕たちは良い野球を続けてきた。それに、すばらしいエンターテイメントを見せられているように感じる。人々がそれ以外に何を求めるというのか、僕には分からないね」。MLB.comを通じて彼はそう話した。

そして彼は、アスレチックスに不可欠な選手からも後援を受けた。

「僕も同意だ。ファンの人たちが集まって大観衆になるのを見てみたいね」。MLB.comによると、DH兼外野手のクリス・デービスは記者たちにそう話した。

「観客が増えれば、僕たちの精神にも少しばかり磨きがかかる。それに、大勢のファンがいれば対戦相手はこの球場を威圧的に感じるだろう」

今シーズン、オークランド・コロシアムに最も観衆が詰めかけたのは、1989年ワールドシリーズ優勝チームの再結成(それとジャイアンツ戦)が行われた7月21日の56,310人。それに次いで、オークランドで初めて大リーグの試合が行われてから50周年を記念した(チケットは無料)4月17日の46,028人だ。

この2日間に次ぐ観客数を記録しているのはジャイアンツとのホームゲーム2試合だ。通常の入場者数は、13日に発表された10,400人に近い数字だ。(駐車場料金を無料にしたため14日の来場者数は17,419人となった)

「ここが満員になったら、私たちも鼓舞されるね。このチームのファンは、どのチームのファンよりも声援が大きいんだ」。MLB.comによると、ボブ・メルビン監督は記者たちにそう話した。

アスレチックスのサイトでは15日のマリナーズとのデーゲームのチケットが15ドルから販売されている。また、首位アストロズとの週末の連戦の初戦となる17日のチケットは17ドルから購入できる。

アスレチックスは、NFLのレイダースが2年以内にラスベガスへと移転した後、オークランド市内に新スタジアム建設地を確保するか、築半世紀のコロシアムを改修する計画をわずかながらも進めている。

近い将来、このボールパークを訪れるファンは、今のところ球界で最高のチームを抱えている、人気のない多目的施設に我慢しなくてはいけなくなるだろう。

原文:Matt Chapman wants more company at Oakland Coliseum as A's make playoff bid

翻訳:日本映像翻訳アカデミー


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Tom Gatto joined The Sporting News as a senior editor in 2000 after 12 years at The Herald-News in Passaic, N.J., where he served in a variety of roles including sports editor, and a brief spell at APBNews.com in New York, where he worked as a syndication editor. He is a 1986 graduate of the University of South Carolina.