アスレチックスに内紛? 原因は新戦術「ブルぺニング」

Thomas Lott

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報道によると、オークランド・アスレチックスの選手たちは、チームが過去数週間に下した決断に苛立ちを募らせている。中でも、チームが「ブルぺニング」を採用したことに。

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ジ・アスレチックが報じたところによると、アスレチックスの選手たちはこの戦術をイカサマ同然と見ており、チームがこれまで上手く機能していたにも関わらず戦術を変更した理由を理解できないでいると、匿名のチーム関係者が明かした。

「ブルペニング」とは、先発マウンドをリリーフ投手に任せ、1回終了後に先発投手を投入するか、もしくは単に他のリリーフ投手たちの継投で試合を乗り切る戦術のことだ。

アスレチックスは過去4日間で、この戦術を2度試した。いずれの試合もリアム・ヘンドリックスが先発し、すぐに先発投手のダニエル・メンデンがリリーフで登場した。アスレチックスはいずれの試合も敗れた。

2015年のカリフォルニア・リーグ在籍時以来となるリリーフ登板を果たしたメンデンは、この新たな役割はいくばくかの適応が必要だと話した。

「ルーティーンに少しばかり影響を与える」。1日のシアトル・マリナーズ戦に敗れた後、メンデンは語った。「でも、適応しなくちゃいけない。最初の1イニングか2イニング、ブルペンに座って待機しているということは、(先発するのとは)少し違う。でも、このレベルでプレーしている限りは何にでも対応できなきゃいけないし、すぐに適応しないといけない」

アスレチックスがこの戦術を採用したのは、先発投手のショーン・マネイアが肩回旋筋腱板の損傷で離脱し、またタイラー・アンダーソンも失ったことを受けてのことだ。マネイアが8月24日に故障者リスト入りしてから、チームは何日かブルペン陣で試合を乗り切ろうとしており、チームはその後6勝5敗だ。

故障離脱が主たる原因ではあるものの、クラブハウス内のフラストレーションは収まっていないようだ。

ジ・アスレチックによると、シーズンのこのタイミングで「ブルペニング」を採用したのは、ボブ・メルビン監督の決断ではないと考えられているようだ。より組織の上の方から、選手たちにとってはあまり意味をなさない分析に基づき命令が下りてきている、と見られている。

その証拠に、もしメンデンが復帰したら先発させるのかと質問されたメルビン監督は、こう答えた。

「わかりません。臨機応変に対応します」

原文:Athletics players reportedly frustrated with front office's pitching decisions

翻訳:Muneharu Uchino


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