レギュラーシーズンを103勝で終えて何もかもうまくいっているように見えたヒューストン・アストロズは、アメリカンリーグ・ディビジョンシリーズ第3戦でクリーブランド・インディアンスを11-3で下してスイープした。
▶スポーツ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
ア・リーグ2連覇を目指すアストロズは優勝決定シリーズ進出を決め、ボストン・レッドソックス対ニューヨーク・ヤンキースの勝者と対決する。
以下は、アストロズがスイープを決めたインディアンス戦のハイライトだ。
ジョージ・スプリンガーは今年もポストシーズンのヒーロー
スプリンガーはレギュラーシーズンでも2度のオールスター出場を誇り、アストロズのトップバッターでありチームの要だが、ポストシーズンのスプリンガーは殿堂入りの最有力候補だ。いささか大げさかもしれないが、2017年のワールドシリーズMVPはインディアンスとの第3戦で2本のホームランを放ち、今年のディビジョンシリーズ通算で14打数6安打3本塁打の成績を残した。
George Springer brings the Astros closer to the ALCS. pic.twitter.com/ygstTdVPe0
— Sporting News MLB (@sn_mlb) 2018年10月8日
ジョージ・スプリンガーがアストロズをアメリカンリーグ優勝決定シリーズに導く
これでスプリンガーのポストシーズン通算ホームラン数は27試合で(球団新記録となる)10本になった。昨年のワールドシリーズの記録(5本塁打、OPS1.471)を今年も期待してはいけないが、ディビジョンシリーズではやってみせたのだ。この調子のまま優勝決定シリーズに入れるはずもないが……果たして。
ポストシーズンにカルロス・コレアが復調
8月10日からシーズン終了までの打率が.180だったアストロズのショート・ストップはスランプに陥っており、ディビジョンシリーズも第2戦まで7打数無安打に終わっていた。しかしA.J.ヒンチ監督は試合後にコレアのことを信頼していると話していた。
「彼にプレッシャーがかかっているのはわかっているし、彼の一挙手一投足に注目が集まりすぎている」とヒンチ監督は話した。「彼は勝者であり、勝利の一助となってくれる。スイングは悪くないよ。ただ結果が出ていないだけだ。打席でポジティブな結果が出ないからって彼を代えるつもりはないよ」。
コレアは第3戦も2打席目までノーヒットだったが、試合がほぼ決まった8回にプレッシャーがない状態で打席に立つと、ブラッド・ハンド投手から逆方向にスリーランホームランを放った。それがコレアを復活させる一打になるかもしれない。スランプ時より状態ははるかに良くなっており、シーズン中にDL入りした背中のケガも完治したように見える。レッドソックスかヤンキースと対戦するタフな優勝決定シリーズに臨むアストロズにとって、コレアの復調はいい知らせになるだろう。
最悪のタイミングで自滅したバウアー
先発のマイク・クレビンガー投手が5回を力投(1失点、9奪三振)した後、2-1のリードを守るべくインディアンスはトレバー・バウアー投手に継投した。今季インディアンスですばらしいシーズンを過ごしてきたバウアーはディビジョンシリーズ3試合目の登板となったが、1回1/3を投げて3失点を喫してしまった。4安打を許したが、致命傷となった7回の3失点は自ら招いたものだ。ひとつ目のエラーは一塁への牽制悪送球だった。それからアレックス・ブレグマンをピッチャーゴロに打ち取ったものの、再び二塁に悪送球してしまった。
ダブルプレーだったら2対2の同点で済ませられたはずが、そこからさらに2失点してバウアーの仕事は終わった。誰にだってダメな日はあるが、バウアーの素晴らしいシーズンは不運なエンディングを迎えた。
原文:MLB Postseason 2018: Three takeaways from the Astros' win over the Indians in ALDS Game 3
翻訳:Kaito Kato
【DAZN関連記事】
● 【必読】DAZN(ダゾーン)の"トリセツ" 最新・2018年版!
● ネットでプロ野球中継を視聴する方法を紹介
● DAZNでのプロ野球の放送予定や試合スケジュール
● DAZNでF1放送を視聴する方法は?
● 【最新・2018年版】F1の放送予定・レース日程まとめ
● ネットでMLB中継を視聴する方法を紹介
● MLBの試合日程・放送予定|テレビでの視聴も可能?/2018シーズン