アストロズがヤンキースを破り、逆王手に!

アストロズがヤンキースを破り、逆王手に! image

シーズンを通してそうしたように、ホゼ・アルトゥーベはヒューストン・アストロズの打線を牽引した。

このオールスター二塁手、そしてリーグMVP候補は、5回に2点タイムリー、8回にホームランを放った。アストロズはニューヨーク・ヤンキースを7-1で下し、アメリカン・リーグ優勝決定シリーズは第7戦までもつれることになった。

アルトゥーベは4打数2安打3打点で、アストロズ打線はこの試合に放った8安打のうち5本を8回に集中させ、ついに眠りから覚めた。ヤンキース唯一の得点はアーロン・ジャッジの特大ホームランによるものだが、彼はまた2つの三振を喫した。この新人外野手は今ポストシーズンで26三振を記録し、同一ポストシーズンの三振数でアルフォンソ・ソリアーノの持つ歴代記録に並んだ。

以下、ア・リーグ優勝決定シリーズ第6戦を3つのポイントから振り返ろう。

MORE: “今なら無料視聴可能”、MLBを見るなら、……LIVE ON DAZN

1.    ホームチームのアドバンテージ

このシリーズ、ホームチームは一度も負けていない。そして第7戦は、ミニッツ・メイド・パークで行われる。アストロズは第6戦の8回、ヤンキースに1点を返された直後に4点を奪い、自信を深めたはずだ。

アストロズの猛攻はアルトゥーベのレフトへの一発からはじまった。アストロズがシリーズ最初の2戦を勝利したときでさえ、スコアは2-1だった。今季メジャー最多の得点数を誇ったアストロズはこのシリーズ第5戦まで、僅か22安打9得点だった。

アストロズは偶然にも、ホームチームが全勝した直近のプレーオフシリーズに関わっている。それは2004年のナショナル・リーグ優勝決定シリーズで、セントルイス・カーディナルスがアストロズ相手に4勝3敗で勝利を収めた。

2.    絶好調のバーランダー

アルトゥーベが攻撃を牽引した一方で、ジャスティン・バーランダーは完璧なピッチングを披露した。5回表にはエグいカーブボールで、トッド・フレイジャーを鮮やかに料理した。

 

バーランダーは7回無失点8奪三振の好投で、負ければ敗退となるポストシーズンの試合で24回連続無失点をマーク。元アトランタ・ブレーブスのジョン・スモルツと共に、負ければ終わりの試合で3戦連続無失点を記録した史上2人目の投手となった。バーランダーはア・リーグ優勝決定シリーズで通算5勝2敗、タイガースから移籍後の成績は9勝0敗だ。

3.チャンスを活かしたアストロズ

アストロズ打線は8回に入るまで僅か3安打だったが、うち1本は5回2アウトからアルトゥーベが放った2点タイムリーだった。その一打は、ブライアン・マキャンのタイムリー二塁打、そしてアレックス・ブレグマン、エバン・ギャティスの四球の後に出た。ヤンキース先発のルイス・セベリーノは4回まで素晴らしかったが、ブレグマンへの四球から崩れた。右腕はさらにアルトゥーベのタイムリーを喰らった。8回にはジャッジが一発を放った直後にお返しの一発も放ったアルトゥーベは、アストロズで唯一の安定した打者となっている。

アストロズが第7戦に勝つためには、彼をサポートする選手が必要だ。特に何とかする必要があるのは、この日4打数ノーヒットで今シリーズ23打数ノーヒットとなったジョシュ・レディックだ。

MORE: “今なら無料視聴可能”、MLBを見るなら、……LIVE ON DAZN