アストロズがヤンキースにサヨナラ勝ち

Alec Brzezinski

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ヒューストン・アストロズがアメリカン・リーグ・チャンピオンシップシリーズ第2戦で、2-1でニューヨーク・ヤンキースにサヨナラで勝利した。アストロズのジャスティン・バーランダー投手は味方打線が火がついて勝つように、9回まで投げきった。味方打線のカルロス・コレラは大事な9回裏にサヨナラ勝ちとなる2塁打を放ち、ヤンキース相手にこのシリーズ2勝というアドバンテージをつかんだ。

ヤンキースの先発、ルイス・セベリアーノ投手は4回を投げきった後も、ベンチに残っていた。4回裏にアストロズのユリエスキ・グリエルにピッチャー返しを受けた後、再びマウンドに上がることはなかった。

このチャンピオンシップシリーズはアストロズが2勝してリードしたまま、場所をヒューストンのミニッツメイドパークからニューヨークのヤンキースタジアムに移す。

以下、この試合を3つのポイントから振り返ろう。

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1.    アストロズはジャスティン・バーランダーをトレードで獲得

ノン・ウェイバー締め切りの7月31日を過ぎ、バーランダーはデトロイト・タイガスの一員だった。しかし、アストロズは8月31日のトレード締め切り前に、先発ローテーションにもうひとりのエースを追加するという移籍を決める良い判断をした。アストロズにとって、バーランダーの高額な契約は賭けで、このオールスターに6度出場した選手はチームの一員となって以来、MVP候補選手のような投球でそれに見合う働きをしている。

バーランダーはヤンキース打線相手に13奪三振で、9回にソロ本塁打を許したのみだ。この日124球のうち93球をストライクゾーンに投げ、ヤンキース打線に毎回、バットを振らせた。アストロズ入りしてから、バーランダーは投球回数51 2/3回中、8与四球を許したのみだ。

2. コレラが大活躍した試合

4回裏にソロ本塁打をコレラが打っただけでなく、この日最初にホームベースを踏み、そして9回裏に右中間深くにサヨナラ2塁打を放ち、ヤンキースの抑え投手アロルディス・チャプマンを退けた。

レギュラーシーズンに24本塁打、打率.315のコレラは、3回中2回は自身でホームベースを踏み、この日は2打点を取り、チームにチャンピオンシップシリーズ制覇に向け、大きなアドバンテージをもたらした。このチームのラインアップの中心、コレラとホセ・アルデューべの組み合わせがこの日の勝利を切り開いた。

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3. ヤンキースに必要なのは“魔法”だ

ヤンキースはア・リーグ地区シリーズの対クリーブランド・インディアンスにおいて、最初の2試合を落としたが、3連勝でチャンピオンシリーズに駒を進めた。今年のポストシーズンで契約で揉めたヤンキースは、ワールドシリーズ行きに近づくチャンスをつかみたいなら、同じような形でチームが再び一致団結しなければいけない。

アーロン・ジャッジはこのポストシーズンで、わずか4安打、19三振。ゲーリー・サンチェスやスターリン・カストロと一緒に、復調する必要がある。

 

Alec Brzezinski