もし大谷翔平がジャイアンツと契約したら(後編)

Tom Gatto

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この2/5システムが機能することを確かめるため、ジャイアンツの2018年3~4月のスケジュールを見てみよう。ジャイアンツはシーズン最初の33日間で29試合をプレーする。この29試合を7人の先発投手で回し、うち二人は通常通りの登板間隔で投げる。

 

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各投手の登板試合数は、以下のようになる。

バムガーナー:7試合
サマージャー:7試合
クエト:3試合
ムーア:3試合
大谷:3試合
ストラットン:3試合
ブラック:3試合

これはもちろん、極端な例だ。クエトとムーア(おそらく大谷も)は長い登板間隔の間、何もすることがなくなる。しかし、たとえば彼らを先発の合間に、ロングリリーフとして使うこともできるだろう。

ジャイアンツはクエトを、先発とブルペンの狭間で休ませることができる。昨年彼を25試合の先発にとどまらせたヒジの故障から復帰するクエトは、4月は十分な休みがあった方が良いだろう。最初の月に先発投手を1人か2人増やすには良い理由だ。

ストラットンとブラックは、いずれにせよ谷間のスウィングマンという位置づけだろう。

改めて、この理論はジャイアンツがいかにして大谷を従来のルーティーン通りプレーさせられるかを示すためのものである。彼の類まれなるスキルは、このような突拍子もないアイデアも生み出す。

(完)

原文:How the Giants can fit Shohei Ohtani into their rotation if they sign him

翻訳:Muneharu Uchino

Tom Gatto

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Tom Gatto joined The Sporting News as a senior editor in 2000 after 12 years at The Herald-News in Passaic, N.J., where he served in a variety of roles including sports editor, and a brief spell at APBNews.com in New York, where he worked as a syndication editor. He is a 1986 graduate of the University of South Carolina.