どうか、アンドリュー・ジョーンズを殿堂入りに(前編)

Jason Foster

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全盛期のアンドリュー・ジョーンズは、野球界最高の中堅手として、どんなボールもひたすら追い求め、捕らえていた。しかし、2018年の野球殿堂入りに関しては、そう上手くはいかないようだ。

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投票の行方を追跡しているライアン・シボドーの最新の集計によると、今のところジョーンズの得票率はわずか5.1%だという。翌年の選考に残るために必要な5%を下回る恐れがあり、さらにクーパーズタウンの殿堂入りを果たすのに必要な75%からは桁違いで下回っている。

ブレーブスでトップレベルの守備の才能を持つジョーンズの、長きにわたる活躍を考えると、残念な結果といえる。

私を含む誰もが、初めての年での選出(もしくはそれに近い年数での選出)は期待していなかっただろう。けれど、守備の技術に対する評価の高まりもあり、少なくともここ数年、ジョーンズが注目を集めていることは確かだった。しかし今現在、ジョーンズの殿堂入りは可能性が少ないように思われる。史上最悪の不当な判断とまではいかないものの、言うなれば、投票システムが不十分であることを示す根拠となることは確かだろう。

素晴らしい選手が殿堂入りを却下されるのは初めてではない。しかし、ジョーンズが5%の基準に達することができないなら、投票システムが最適に機能していないということになるだろう。

なぜジョーンズは愛されていないのだろうか? 30歳を迎えた後の急速な衰えが原因なのか?

私は、チッパー・ジョーンズが同じラインナップで12シーズンプレーしていたことにより、アンドリュー・ジョーンズの影が薄くなっていることが原因だと思っている。投票が始まって数週間で、チッパーは簡単にクーパーズタウン入りするだろう。一方のアンドリューは、殿堂入りしているグレッグ・マダックス、トム・グラビン、そしてジョン・スモルツといった投手たちの影にも隠れてしまっている。殿堂入りを果たした彼らが、アンドリューの守りなしには素晴らしい投手になれなかったであろうにも関わらず、だ。

「アンドリューはそれぞれの先発投手の失点を1年で約10点防いでいた」マダックスはアトランタ・ジャーナル・コンスティテューション紙に対し、こう述べた。

スモルツもまた殿堂入りのスピーチで、「私の知る限り、アンドリューは最も素晴らしい中堅手だ」と讃えていた。

(後編へ続く)

Jason Foster

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Jason Foster joined The Sporting News in 2015 after stops at various news outlets where he held a variety of reporting and editing roles and covered just about every topic imaginable. He is a member of the Baseball Writers’ Association of America and a 1998 graduate of Appalachian State University.