「この1ヶ月は27年くらいに感じた」ドジャースのカーショウ、プレーオフを振り返る

Arthur Weinstein

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ロサンゼルス・ドジャースのエース、クレイトン・カーショウは今年のポストシーズン、6試合に登板して4試合で好投、過去のポストシーズンでの苦戦を払拭した。しかし、それはドジャースを1988年以来のワールドシリーズ優勝に導くには十分ではなかった。

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5年連続で地区優勝しているもののワールドチャンピオンに手が届かないチームは今、カーショウが「感情的に消耗したポストシーズン」と語ったこのポストシーズンから再び這い上がらねばならない。

ドジャースが第7戦でヒューストン・アストロズに5-1で敗れた後、カーショウは自身の落胆について語った。

「おそらく僕にとって、僕らにとって、忘れられない日々のひとつになるだろう」カーショウは言った。「優勝できるチームはひとつだけ。最後の試合に勝てるチームはひとつだけ。タフなことだよ」

過去3度サイヤング賞を受賞しているカーショウは第7戦で、ドジャースを助けた。リリーフで登板し、4回2安打無失点と好投した。彼はシリーズ開幕戦でも7回3安打1失点、11奪三振と快投を見せた。

しかし、2度の登板に挟まれた第5戦では、4 2/3回で自責点6の乱調。3点のリードを2度吹き飛ばした。アストロズが最終的に激戦を制し、13-12で勝利した。

「投げるたびに良いピッチングがしたいと思うし、このポストシーズンは良いボールを投げれていたと思う」カーショウは言った。「でも、疑いの余地なく、この戦いはタフだった。今回のポストシーズンは、これから共に生きていくものになると思う」

「でも1日の最後には、このチャンスが得られたことに感謝するんだ。失敗することもあるけれど、失敗を恐れてはいけない。僕は何度も失敗をしてきたんだ」

カーショウはこのポストシーズン、3勝0敗、防御率3.82、WHIP0.94をマークした。WHIPはレギュラーシーズンの0.95よりも良い数字だ。いずれの数字も、第5戦の乱調さえなければより見栄えがしただろう。

しかし、今回はタフなポストシーズンだった、とカーショウは言う。

「この1ヶ月は27年くらいに感じたよ」彼は言った。「僕の妻にも聞いてみるといい。彼女の寿命を10年縮めたと思うよ。全ての試合、全ての投球が、勝負の行方を左右したんだ」

原文:Clayton Kershaw: 'Maybe one of these days I won’t fail'

翻訳者:Muneharu Uchino

Arthur Weinstein