ユベントス、クリスティアーノ・ロナウド獲得へイグアイン放出も?

Robin Bairner

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今誰もが口にしている移籍話だ。クリスティアーノ・ロナウドは本当にレアル・マドリードを去ってユベントス入りするのだろうか?

バロンドールを5度獲得しているロナウドはもう33歳ではあるもののまだ全盛期であり、2017-18シーズンにはリーガで13試合23ゴールという成績を残し、史上初となる3年連続チャンピオンズリーグ制覇という偉業にチームを導いた。

9桁の移籍金が当然のようになっているなか、50歳までプレイし続けたいと公言している背選手を1億ユーロで獲得するのは価値があるという考え方が強いのだ。

ロナウドは全く衰えを見せておらず、誰もがほしがる選手であり続けている。彼が長くプレイすればするほど、史上最高の選手という評価が強まっていくことだろう。

しかしユベントスは近年大型オファーをするようなクラブではなく、今噂されているような戦略を取り慣れていない。

2016年にナポリから9000万ユーロで移籍してきたゴンサロ・イグアインが、現在チームで最も高額な選手だ。ユベントスは、その半額以上で契約した選手は後ひとりしかいない。2001年にパルマから5200万ユーロで移籍してきた人気ゴールキーパーのジャンルイジ・ブッフォンだ。

さらに難しいのは、ロナウドの年俸だ。ユベントスは4年2億200万ユーロから2億4000万ユーロをオファーしたとすると、年間3000万ユーロとなる。税金を含めると年間6000万ユーロにも登る。

ユベントスがロナウドを獲得するのがどれくらい大変か分かったところで、果たして一体どう管理するのだろうか。

まず、ユベントスは移籍金を分割返済することになる。要するに全額を2018-19シーズンに支払わないということだ。総額は選手の契約年数である4年で分割されるのだ。

この場合、年額2500万ユーロとなり、年俸と合わせると年間8500万ユーロということになる。

ユベントスはここ数年黒字で運営している。年間の支出は収入の4億ユーロとほぼ同じで、ほかの契約の分割返済が年間1億ユーロほどかかって入るものの、2016年と2017年はそれぞれ400万ユーロと4200万ユーロという収益だった。

2018年には現在のチームの分割返済額が上がったことでコストも上昇しており、ロナウドを契約するとさらに全体的なコストが跳ね上がることとなるだろう。

しかしパニックに陥る必要はない。2017-19までのコストは、2019-20シーズンの直前まで査定されることはないので、ファイナンシャル・フェアプレー規則の心配はまだない。

この夏に総額1億ユーロを使用すれば調査対象となるが、それは簡単に避けられることだろう。

長期的なチーム作りでファイナンシャル・フェアプレー規則を反する可能性はあるものの、そこもユベントスは楽に避けることができるはずだ。

短期間で大金を生み出すのに一番手っ取り早いのは、選手を移籍させることだろう。もしロナウドを契約することができるのであれば、イグアインの先はあまり長くないだろう。もし彼を移籍させれば、年俸1500万ユーロが浮き、移籍金も6000万ユーロほど手に入るはずだ。

もちろんジャンルイジ・ブッフォンが移籍し、マッティア・ペリンに変わったことも大きなコストカットとなっている。

一方、ロナウドの存在感は他の分野での収益につながるはずだ。スポンサー料やグッズ販売料は30%ほどの上昇が見込まれる。7500万ユーロと1900万ユーロからの上昇となる。

チャンピオンズリーグの準々決勝で、ユベントス相手に3-0で勝利するなか見事なオーバーヘッドシュートを見せたロナウドを見るために、ファンはチケット代の高騰も覚悟する必要があるだろう。もともとチケット代が上がったことで今年は1000万ユーロから6000万ユーロの収益アップが見込まれていたが、ロナウドがいればさらにその収益は上がると言われている。

さらにユベントスは新たなテレビ契約が700万ユーロから800万ユーロ上昇する。

チャンピオンズリーグの賞金という大きな収入源はまだどうなるか不明だ。賞金がパフォーマンスとより紐付けされ始めているなか、準々決勝進出の賞金は最低限のものとなりそうだが、ロナウドがいるだけでもそこの達成は楽になるはずだ。

さらにスポンサーがロナウドの年俸をほとんどカバーしてくれる可能性もある。例えば、ロナウドがフェラーリの広告塔になれば、彼の肖像権使用料で彼の年俸が支払えることとなる。

よってユベントスのロナウド獲得は決して夢物語ではない。しかしとても野心的な目標であることには変わらない。もし獲得することができれば、再びユーロでの強豪チームの仲間入りを果たすことが期待できるだろう。

原文:How can Juventus afford to sign Cristiano Ronaldo?
翻訳:Reo Onishi

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