安田記念2024の見どころ・予想|本命はセリフォス、対抗はロマンチックウォリアー

一野洋 Hiroshi Ichino

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6月2日に東京競馬場で行われる安田記念(G1/芝1600m)。ここでは、春のマイル王を決めるレースの見どころと予想についてまとめる。

レースの傾向

古くはウオッカが2008年と2009年に連覇を飾り、2022年、2023年もソングラインが勝つなどリピーターが好走する傾向がある。2023年に3着に入ったシュネルマイスターは2021年から3年連続で出走し、3着、2着、3着とすべて馬券に絡む安定ぶりだ。また、朝日杯フューチュリティステークス(G1/芝1600m)で上位入線した馬も良績を残しているのが見逃せない点だ。2016年1着、2017年2着のロゴタイプ、2014年2着のグランプリボスは2歳時に朝日杯を制している。ただ、朝日杯好走馬は人気を落としている点がポイントだ。

本命はセリフォス、対抗にロマンチックウォリアー

本命に推すのはセリフォス。昨年2着の5歳馬は、安田記念には3年連続出走で、これまで4着、2着と着順を上げてきている。また、2021年の朝日杯フューチュリティステークスでは1番人気で2着に入っており、レース傾向にも合致する。今年こそは1着でゴール版を駆け抜け3度目の正直なるか。

対抗には香港から参戦するロマンチックウォリアーを推す。G1を7勝している同馬は、前走のクイーンエリザベス2世カップ(G1/芝2000)では最後の直線で大外をぶん回しながらもプログノーシスをクビ差差し切る横綱相撲だった。主戦場は2000mだが、スタミナも要する東京マイルにはぴったりのような気もする。

3番手には、ステラヴェローチェを選ぶ。2020年の朝日杯フューチュリティステークス3着の6歳馬は、3歳時にはクラシックに皆勤して皐月賞3着、日本ダービー3着、菊花賞4着と異なるディスタンスでも好走し、その年の暮れの有馬記念でも4着に入るなど相手なりにきっちりと走る。ヤネは、先日の日本ダービーを好騎乗で制した横山典弘と鞍上魅力だ。

4番手以降はジオグリフ、パラレルヴィジョン、ガイアフォースの順番で印を打つ。2022年の皐月賞を制したジオグリフは、イクイノックス、ドウデュースと同じ現5歳世代。皐月賞でイクイノックスを封じた能力を信じたい。パラレルヴィジョンは芝のマイル路線に転向してから2連勝と成績が安定している。ガイアフォースは、初ダートだった前走フェブラリーステークス(G1/ダート1600m)で2着に好走。昨年の安田記念でも4着に入線しており、府中に強い母父クロフネの血に期待する。

◎セリフォス

〇ロマンチックウォリアー

▲ステラヴェローチェ

△ジオグリフ

△パラレルヴィジョン

△ガイアフォース

買い目

セリフォスとロマンチックウォリアーの3連単2頭軸フォーメーションで印をつけた馬に流す計8点で勝負。

1着:(17)セリフォス、(7)ロマンチックウォリアー

2着:(17)セリフォス、(7)ロマンチックウォリアー

3着:(13)ステラヴェローチェ、(4)ジオグリフ、(9)パラレルヴィジョン、(2)ガイアフォース

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安田記念2024概要

  • レース名(グレード):第74回安田記念(G1)
  • 開催:3回東京2日
  • 開催日:2024年6月2日(日)
  • 発走時刻:15:40
  • 競馬場:東京競馬場(東京都府中市)
  • 距離:芝1600m
  • 条件:3歳以上、オープン(国際)(指定)、定量

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安田記念2024枠順一覧(5月31日発表)

枠番・馬番/馬名/性齢/負担重量/騎手/厩舎

  • 1枠1番/カテドラル/牡8/58.0/斎藤新/池添学(栗東)
  • 1枠2番ガイアフォース/牡5/58.0/長岡禎仁/杉山晴紀(栗東)
  • 2枠3番/レッドモンレーヴ/牡5/58.0/横山和生/蛯名正義(美浦)
  • 2枠4番/ジオグリフ/牡5/58.0/北村宏司/木村哲也(美浦)
  • 3枠5番/ナミュール/牝5/56.0/武豊/高野友和(栗東)
  • 3枠6番/ドーブネ/牡5/58.0/菱田裕二/武幸四郎(栗東)
  • 4枠7番/ロマンチックウォリアー/せん6/58.0/J.マクドナルド/C.シャム(香港)
  • 4枠8番/エアロロノア/せん7/58.0/幸英明/笹田和秀(栗東)
  • 5枠9番/パラレルヴィビジョン/牡5/58.0/C.ルメール/国枝栄(美浦)
  • 5枠10番/ソウルラッシュ/牡6/58.0/J.モレイラ/池江泰寿(栗東)
  • 6枠11番/ウインカーネリアン/牡7/58.0/三浦皇成/鹿戸雄一(美浦)
  • 6枠12番/フィアスプライド/牝6/56.0/坂井瑠星/国枝栄(美浦)
  • 7枠13番/ステラヴェローチェ/牡6/58.0/横山典弘/須貝尚介(栗東)
  • 7枠14番/コレペティトール/牡4/58.0/岩田康誠/中竹和也(栗東)
  • 7枠15番/ヴォイッジバブル/せん5/58.0/Z.パートン/P.イウ(香港)
  • 8枠16番/エルトンバローズ/牡4/58.0/西村淳也/杉山晴紀(栗東)
  • 8枠17番/セリフォス/牡5/58.0/川田将雅/中内田充正(栗東)
  • 8枠18番/ダノンスコーピオン/牡5/58.0/戸崎圭太/福永祐一(栗東)

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一野洋 Hiroshi Ichino

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青山学院大学を卒業後、米軍厚木基地に就職。その後、NFLを題材にしたライターを目指して渡米。アメリカでは寿司職人を経て、日系フリーペーパーの編集者となりNFL、MLB、NBAなどを取材。帰国後はNFL日本語公式サイトのディレクション業務などに従事した。ライターとしてNFL、海外競馬、サーフィンをメインに扱い、これまでにスーパーボウル、凱旋門賞などの海外競馬、ジャパン・オープン・オブ・サーフィンなど取材経験あり。