2月18日に東京競馬場で行われる2024年の国内G1第1弾、砂の王者を決めるフェブラリーステークス（G1／ダート1600m）。実績馬が不在で混戦模様の一戦となりそうだ。
昨年のフェブラリーステークス優勝馬レモンポップ、昨年のドバイワールドカップ（G1／ダート2000m）を制したウシュバテソーロは海外遠征のため不在。実績馬不在の中で人気を集めそうなのが、G1連続2着のウィルソンテソーロ、昨年度のJBCクラシック（Jpn1／ダート1600m）を勝利したキングズソード、2年連続NAR年度代表馬のイグナイターが人気を集めそうだ。
本命に推すのは、ウィルソンテソーロ。2走前のチャンピオンズカップ（G1／ダート1800m）は、勝ったレモンポップから0.2秒差の2着、前走東京大賞典（G1／ダート2000m）でもウシュバテソーロとわずか0.1秒差の2着。この2頭が不在のフェブラリーステークスでは、先頭でゴールを駆け抜けても何ら不思議はない。また、東京ダート1600メートルはスタート後走る芝が内枠より外枠の方が30メートルほど長くスピードに乗りやすいため、7枠14番発走はウィルソンテソーロにとって有利に働くだろう。
対抗は、ドゥラエレーデ。メンバーがそろったチャンピオンズカップ、東京大賞典で連続3着に入ったのは力がある証拠だ。鞍上には、ここ2戦連続で3着と相性が良いバウルジャン・ムルザバエフを確保できたのは好材料。ダート4戦目の同馬が、ホープフルステークス（G1／芝2000m）に続く大仕事をやってのけるかもしれない。
3番手にはレッドルゼルを推す。昨年のフェブラリーステークス2着馬は、8歳になっても衰え無し。東京マイルに強いフレンチデピュティを母父に持ち、血統的背景も問題なし。同レース4年連続の出走でコースには慣れており、馬券には絡んでくるだろう。
4番手はクリストフ・ルメール騎手との新コンビで挑むオメガギネス。ここまで5戦して3勝2着2回と底を見せていない。賞金上位馬が辞退して滑り込みで出走権を得た強運を武器に本番でも好走が期待される。5番手のガイアフォースは、ダート初挑戦だが東京1600メートルダートに強いクロフネを母父に持つ血統的要素で印をつける。
◎ウィルソンテソーロ
〇ドゥラエレーデ
▲レッドルゼル
△オメガギネス
△ガイアフォース
フェブラリーS 2024 概要
- レース名（グレード）：第41回フェブラリーステークス（G1）
- 開催：1回東京8日
- 開催日：2024年2月18日（日）
- 発走時刻：15:40
- 競馬場：東京競馬場（東京都府中市）
- 距離：ダート1600m
- 条件：定量・4歳以上オープン
フェブラリーS 2024の出走馬と枠順
枠・馬番／馬名／性齢／負担重量／厩舎
- 1・1／イグナイター／牡6／58.0／新子雅司
- 1・2／シャンパンカラー／牡4／58.0／田中剛（美浦）
- 2・3／ミックファイア／牡4／58.0／渡辺和雄
- 2・4／ドゥラエレーデ／牡4／58.0／池添学（栗東）
- 3・5／オメガギネス／牡4／58.0／大和田成（美浦）
- 3・6／カラテ／牡8／58.0／辻野泰之（栗東）
- 4・7／ガイアフォース／牡5／115／58.0／杉山晴紀（栗東）
- 4・8／セキフウ／牡5／58.0／武幸四郎（栗東）
- 5・9／ペプチドナイル／牡6／58.0／武英智（栗東）
- 5・10／タガノビューティー／牡7／58.0／西園正都（栗東）
- 6・11／キングズソード／牡5／58.0／寺島良（栗東）
- 6・12／スピーディキック／牝5／56.0／藤原智行
- 7・13／レッドルゼル／牡8／58.0／安田隆行（栗東）
- 7・14／ウィルソンテソーロ／牡5／58.0／小手川準（美浦）
- 8・15／ドンフランキー／牡5／58.0／斉藤崇史（栗東）
- 8・16／アルファマム／牝5／56.0／佐々木晶三（栗東）
