【菊花賞2023】予想・分析。好走率41%、複勝回収率約120%の条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2023年10月22日、京都競馬場で菊花賞(GⅠ/芝3000m)が行われる。ソールオリエンス、タスティエーラ、サトノグランツ、ファントムシーフ、ドゥレッツァらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

今回は菊花賞の好走条件について分析していく。

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予想して馬券を買う上で、軸馬の選定は欠かすことのできない要素だ。どんな馬を軸馬にすればいいのか。好走条件を紐解いていくことで、期待値の高い馬が見えてくる。

■【予想】過去の傾向分析① 人気

菊花賞は過去10年で 穴馬の好走も多く、波乱含みの傾向が強いレースだ。

ただ11番人気以下の馬は過去10年で80頭いるが、馬券に絡んだのは2017年の3着馬1頭のみ。中心となる馬はやはり10番人気以上の馬から選ぶのがよさそうだ。

※以降のデータはすべて11番人気以下の人気薄を除外して集計。10番人気以内にのみ絞って考察

■【予想】過去の傾向分析② 前走着順

次に菊花賞は過去10年、前走3着以内だった馬と、そうでない馬とで成績に大きな差がある。

具体的には、前走3着以内だった馬の成績は(9-9-8-45)複勝率36%。前走4着以下だった馬の成績は(1-1-1-26)複勝率10%だ。

前走3着未満だった馬は、馬券に絡まない可能性が高いと考えて、中心となる馬は前走3着以内の馬から選びたい。

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■【予想】過去の傾向分析③ 前走末脚

また過去10年、前走で上がり3ハロン(F)が3位以内だった馬と、そうでない馬とで成績にも大きな差がある。

具体的には、前走上がり3F3位以内だった馬の成績は(8-7-9-40)複勝率37%。前走上がり3Fが3位未満の馬の成績は(2-3-0-31)複勝率13%だ。

中心となる馬は、前走の末脚が上がり3F3位以内だった馬から選びたい。

■【予想】過去の傾向分析④ 枠順(11番人気以下を含む)

最後に菊花賞は今年から京都競馬場開催に戻るが、菊花賞の阪神競馬場開催と京都競馬場開催では枠順による影響が大きく異なる。

具体的には外枠の成績の差が顕著であり、阪神開催で行われた21~22年の8枠の成績は(0-1-1-4)複勝率33%と優秀だが、京都競馬場で行われた13~20年の8枠の成績は(0-0-1-23)複勝率4.2%。成績に大きな差がある。

過去データから、京都競馬場で開催される菊花賞では基本的に8枠は不利になると考え、無条件で消すようにしたい。

■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?

他にも「半年以上の休み明け」や「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……

(8-7-7-31)
勝率15% 複勝率41%
単勝回収率78% 複勝回収率122%

単勝回収率は低いが、複勝率は非常に優秀な成績となっている。

今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。