【日本ダービー2022】枠順と出走馬が確定!過去の傾向は?データから考察

Sporting News Japan Staff

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2022年5月29日、クラシック2冠目の東京優駿・日本ダービー(GI/芝2400m)が東京競馬場で行われる。JRAは開催に先立ち、出走馬と枠順を発表。今回は確定した出走予定馬と枠順・馬番を確認していく。

さらに過去10年の枠順データから、有利な枠、不利な枠の傾向を導き出していく。果たしていい枠を引いた馬は? 反対に枠順に恵まれなかった有力馬はいるのか?

2022年:東京優駿・日本ダービーの出走馬・枠順

馬名 性齢 騎手 厩舎
1枠1番 アスクワイルドモア 牡3 岩田望来 藤原英昭厩舎
1枠2番 セイウンハーデス 牡3 幸英明 橋口慎介厩舎
2枠3番 アスクビクターモア 牡3 田辺裕信 田村康仁厩舎
2枠4番 マテンロウレオ 牡3 横山和生 昆貢厩舎
3枠5番 ピースオブエイト 牡3 藤岡佑介 奥村豊厩舎
3枠6番 プラダリア 牡3 池添謙一 池添学厩舎
4枠7番 オニャンコポン 牡3 菅原明良 小島茂之厩舎
4枠8番 ビーアストニッシド 牡3 和田竜二 飯田雄三厩舎
5枠9番 ジャスティンパレス 牡3 M・デムーロ 杉山晴紀厩舎
5枠10番 マテンロウオリオン 牡3 横山典弘 昆貢厩舎
6枠11番 ジャスティンロック 牡3 松山弘平 吉岡辰弥厩舎
6枠12番 ダノンベルーガ 牡3 川田将雅 堀宣行厩舎
7枠13番 ドウデュース 牡3 武豊 友道康夫厩舎
7枠14番 デシエルト 牡3 岩田康誠 安田隆行厩舎
7枠15番 ジオグリフ 牡3 福永祐一 木村哲也厩舎
8枠16番 キラーアビリティ 牡3 横山武史 斉藤崇史厩舎
8枠17番 ロードレゼル 牡3 D・レーン 中内田充正厩舎
8枠18番 イクイノックス 牡3 C・ルメール 木村哲也厩舎

皐月賞馬ジオグリフは7枠15番、同2着のイクイノックスは大外8枠18番、同3着のドウデュースは7枠13番、同4着のダノンベルーガは6枠12番に入った。

過去の枠順傾向は?

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 3-2-1-14/20 15.00% 25.00% 30.00%
2枠 1-1-2-16/20 5.00% 10.00% 20.00%
3枠 1-0-1-18/20 5.00% 5.00% 10.00%
4枠 0-2-1-16/19 0.00% 10.50% 15.80%
5枠 2-1-0-17/20 10.00% 15.00% 15.00%
6枠 1-3-2-14/20 5.00% 20.00% 30.00%
7枠 1-1-2-25/29 3.40% 6.90% 13.80%
8枠 1-0-1-28/30 3.30% 3.30% 6.70%

ダービーといえば内枠有利の傾向があることで有名だ。特に1枠1番は(2-2-1-5)と複勝率50%。2019年には伏兵ロジャーバローズが12番人気ながら1着に激走した。

一方の外枠は15番より外が(1-0-1-37)。40頭近くが走ってわずか2頭しか好走していない。しかも3着のアドミラルは1番人気に支持されていたが、人気を裏切る結果となっている。

ただし、二桁馬番といって切り捨てるのは時期尚早といえそうだ。昨年は10番のシャフリヤールが1着、11番のステラヴェローチェが3着に好走。過去10年で1桁馬番が3着以内を独占したのはわずか2回しかない。

つまり、まとめると以下のような傾向があると言えそうだ。

  • 基本的には内枠有利
  • ただし中枠~2桁馬番でも馬券に絡む可能性は十分
  • 極端な外枠(15番より外)は割引

2022年のレース展望、枠順考察

今年は人気上位が予想される4頭に加え、それに続くと思われるキラーアビリティまでもが揃って外枠に入った。波乱を予感させる枠順発表となったわけだ。

特にジオグリフとキラーアビリティ、そしてイクイノックスは15番より外という極端な枠順に入っている。

外枠に入った上位人気馬の取捨選択と、一桁馬番から台頭の可能性がある穴馬の選定が重要なレースになりそうだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。