【NHKマイルカップ2023】予想・分析。好走率31%、回収率約130%の条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2023年5月7日、東京競馬場でNHKマイルカップ(GⅠ/芝1600m)が行われる。カルロヴェローチェ、エエヤン、ドルチェモア、クルゼイロドスル、ダノンタッチダウンらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

今回はNHKマイルCの好走条件について分析していく。

予想して馬券を買う上で、軸馬の選定は欠かすことのできない要素だ。どんな馬を軸馬にすればいいのか。好走条件を紐解いていくことで、期待値の高い馬が見えてくる。

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■【予想】過去の傾向分析① 人気

NHKマイルCは過去10年で11番人気以下に支持された馬は80頭いるが、馬券に絡んだのは6頭だ。

人気薄の好走による波乱傾向が高く人気薄は無条件で消すのは危険だが、中心となる軸馬は、やはり10番人気以上の馬から選ぶのがよさそうだ。

■【予想】過去の傾向分析② 前走 ①

NHKマイルCの主流ステップレースであるニュージーランドトロフィー(GⅡ)は、過去10年で50頭が出走しており、馬券に絡んだのは5頭だ。

この5頭は勝ち馬0秒5以内の着差に収まっており、勝ち馬から0秒6以上離された馬で馬券に絡んだ馬は1頭もいない。

前走NZT組を狙う場合、前走の時計にも注目。勝ち馬、または、勝ち馬から0秒5以内の着差に収まった馬から選びたい。

■【予想】過去の傾向分析③ 前走②

次に、ステップレースの中で優秀な成績を残しているのがアーリントンカップ(GⅢ)だが、過去10年で25頭が出走し、本番では最多となる6頭が馬券に絡んでいる。

この6頭中5頭は、アーリントンカップで上がり3ハロンが3位以内の末脚を記録しており、唯一の例外が、昨年人気薄で3着に好走したカワキタレブリーだ。

昨年3着馬は例外と考え、前走アーリントンC組を狙う場合は、前走着順ではなく末脚に着目。前走で上がり3F3位以内だった馬から選ぶようにしたい。

■【予想】過去の傾向分析④ 前走③

前走で桜花賞、皐月賞を使ったGⅠ組は、過去10年で大敗からの巻き返しが目立っている。前走の着順を問わず注意が必要だ。

桜花賞から3頭、皐月賞からは4頭が馬券に絡んでいるが、桜花賞組の3頭は前走10番人気以上に支持されていた。皐月賞組の4頭は、前走で勝ち馬から着差1秒2以内に収まっていた。

この条件をクリアできていない馬は本番での好走は厳しいと考え、前走桜花賞、皐月賞組を狙う場合、桜花賞組は前走10番人気以上、皐月賞組は勝ち馬から着差1.2秒以内の馬から選ぶようにしたい。

■【予想】過去の傾向分析⑤ 前走④

それ以外のステップレースの中で、優秀な成績を残しているのがファルコンステークス(GⅢ)組で、過去10年19頭が出走し3頭が馬券に絡んでいる。

この3頭は前走2番人気以内に支持されており、さらにレースも2着以内に好走していたという共通点がある。

前走ファルコンS組を狙う場合、前走の成績と人気両方に着目。前走2番人気以内かつ2着以内だった馬から選ぶようにしたい。

■【予想】過去の傾向分析⑥ 前走⑤

最後にそれ以外の組だが、前走重賞組が大部分を占めている。前走重賞以外のレースから参戦し、本番で馬券に絡んだのは14年のタガノブルグ1頭のみだ。

馬券に絡んだのは9年前であり、近年の傾向から重賞以外のレースを走っていた馬は、無条件で消しと考えてよいだろう。

NZT、アーリントンカップ、桜花賞、皐月賞、ファルコンS以外から参戦する馬は、実績面から厳しいと考えられる。

■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?

他にも「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……

(10-7-7-52)
勝率13% 複勝率31%
単勝回収率142% 複勝回収率110%

優秀な成績となっている。

今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。