【AJCC2023】出走予定馬が発表! 予想オッズの上位、人気の中心となる出走馬は?

Sporting News Japan Staff

【AJCC2023】出走予定馬が発表! 予想オッズの上位、人気の中心となる出走馬は? image

2023年1月22日、中山競馬場でアメリカジョッキークラブカップ(GⅡ/芝2200m)が行われる。JRAの発表によると、2021年のオークス(GⅠ)を制しているユーバーレーベン、2020年の菊花賞(GⅠ)2着で2021年の覇者アリストテレス、昨年のセントライト記念(GⅡ)勝ち馬ガイアフォース、現在4連勝中のエピファニーなど14頭が出走登録を行っている。

今回はアメリカジョッキークラブカップの登録馬から勢力図を考察。予想オッズの上位となり人気を集めそうな有力馬を中心に、レースを展望していく。

▶あなたは何問正解できる? 究極のスポーツクイズに挑戦しよう

■2023年AJCCの展望・人気・予想

ユーバーレーベンは復権に向け、ここから始動する。

2021年のオークス馬は、同レース後に脚部不安を起こした影響などで、以降は目立った活躍ができていない。昨年こそ海外GⅠ・ドバイシーマクラシックで5着があった程度だ。今回は前走のGⅠ・ジャパンカップから2ヵ月ほど間隔が空き、たたき良化型タイプのこの馬にとってレース間隔が懸念点。だが中山最終週で距離以上にスタミナが問われるこのレースは、条件的に合っている。ここで次走以降につながる走りができるか。

アリストテレスは2年ぶりの勝利を狙って出走する。

2020年の菊花賞でコントレイルの2着に入り、2021年のこのレースを勝利。2021年の活躍を大いに期待されたが、京都大賞典(GⅡ)2着が目立った活躍といったところで、2022年は3戦使われてすべて10着以下に敗れた。ただ、昨年はすべてのレースで3ヵ月以上間隔が空けられたのに対し、今回は前走有馬記念から約1ヵ月の間隔で挑んできた。最近の中では出来が良いと推察できる。今回、復活の狼煙を上げられるか注目される。

今回と同コースのセントライト記念を制したガイアフォースが、2023年の初戦を迎える。

昨年は3走前の国東特別を圧勝し、コースレコードも記録した。その勢いのままにセントライト記念を勝利して重賞ウィナーとなった。菊花賞は距離の影響もあって、初めて馬券圏外(8着)に敗れたが、その後は休養に充て、ここは仕切り直しの一戦。C.ルメール騎手との初コンビで挑むことになったが、距離短縮で持ち味を生かし、今年の飛躍につなげたいところだろう。

未勝利から4連勝でオープン入りしたエピファニーが、重賞に初挑戦だ。

GⅠ馬ミッキークイーンの近親という良血馬。デビュー2戦は勝ち切れなかったが、3戦目で勝ち上がると、時計も詰めつつ、とんとん拍子で3勝クラスまで突破している。すべて芝1800mのレースであり、2200mへの距離延長が課題となりそう。また、一気の相手関係の強化への対応も求められる。だが勢いは間違いない。4連勝で重賞制覇といきたい。

以下、昨年の七夕記念(GⅢ)の勝ち馬で、前走チャレンジカップ(GⅢ)3着のエヒト、昨年のエプソムカップ(GⅢ)の勝ち馬ノースブリッジ、前走が久々の芝レースだったラーゴムらが、冬の中山名物重賞に挑む。

■AJCCの日程、競馬場、コース

2023年1月22日(日曜) 1回中山8日
第64回アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ)
4歳以上    オープン(国際)(特指)    別定
コース:2,200メートル(芝・右 外)
本賞金: 5500,2200,1400,830,550万円

■AJCCの出走予定登録馬一覧

※馬名、性齢、調教師名

アリストテレス 牡6 音無秀孝(栗東)
エヒト 牡6 森秀行(栗東)
エピファニー 牡4 宮田敬介(美浦)
オウケンムーン 牡8 岩戸孝樹(美浦)
ガイアフォース 牡4 杉山晴紀(栗東)
シャムロックヒル 牝6 佐々木晶三(栗東)
スタッドリー 牡5 奥村豊(栗東)
ノースブリッジ 牡5 奥村武(美浦)
バビット 牡6 浜田多実雄(栗東)
ブラックマジック 牡6 戸田博文(美浦)
ユーバーレーベン 牝5 手塚貴久(美浦)
ラーゴム 牡5 斉藤崇史(栗東)
レインカルナティオ 牡6 小西一男(美浦)
レッドガラン 牡8 安田隆行(栗東)

▶競馬を観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう

Sporting News Japan Staff

Sporting News Japan Staff Photo

日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。